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活況呈するPaaS市場、運用段階の柔軟性をチェック—Part5
現状のクラウドサービスは、次の3つに大別するのが分かりやすい。仮想マシンやネットワークなどITリソースのみを提供する「IaaS」、これにOSやミドルウエアも加えて提供する「PaaS」、さらに業務アプリケーションも含めて提供する「SaaS」である(図5)。中でも、最も動きが活発なのがPaaSだ。
図5 クラウドコンピューティングの構成要素
そこで、国内で利用できる主要なPaaSの概要をまとめた(表5)。選定に際しては、
- 仮想化技術を用いてITリソースを月額料金の単位で期間貸しする
- OSやミドルウエアといったアプリケーションの開発・実行環境も含む
- 要望に応じて、物理的にパーツを増設するのではなく、論理的なリソースをオンデマンドで割り当てられる
の3要件を満たすことを基準とした。
ユーザーは何を比較すればよいのか。仮想マシンの性能や価格だけでは不十分で、利用できるOSやDBMSの種類などもチェックが必要だ。リソースを増強する際にかかる時間も見逃せない。さらに、システムの状況を監視する機能や、可用性の基準となるSLAも重視したい。
別の注意点はクラウド技術が発展途上にあり、図5が最終形ではないこと。今後はWebアプリケーションサーバーやDBMSが仮想化技術を内包し、今より上位のレイヤーで可用性が論じられる時期も来る可能性が大きい。関連技術を常にウォッチする姿勢も大切だ。
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