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「顧客・コンサル・SIの距離を縮め、課題解決を迅速に」、日本IBMがIBCS統合の価値を強調
専務執行役員GBS事業セクター統括担当の椎木 茂氏は、2008年の米金融危機以来、顧客は具体的な解決策を求めるようになってきたと主張。「顧客からはコンサルティングだけでなく、ハードウェアやソフトウェアの導入まで一気通貫の提供を求める声が大きくなってきた。そこで今こそIBCSと統合する好機だと判断した」。
多くの企業は、業務効率化とITコスト削減の両立という困難な状況に直面しており、「もはや自社だけでの課題解決は限界にある」(椎木氏)。さらに事業環境の変化が速く、課題解決へのスピードも求められることから「コンサルタントと製品担当者が1つのチームとなり、顧客の課題を迅速に解決できる体制を整えることが急務だった」(同)。
同社GBS事業ではIBCSとの統合に先立ち、2010年1月にコンサルティング部門を再編。CRM(顧客関係管理)やSCM(サプライチェーン管理)など分野別に分かれていた5つの部署を統合し、新たに「Strategy & Transformation」として再編した。今までは各分野ごとに業界別のノウハウを持った担当者を充てていたが、「他分野への進出が進むなど業界の区別があいまいになっただけでなく、IFRS(国際会計基準)やISOなどの業界横断的な課題の重要性が高まってきたことに配慮した」(執行役員GBS事業Strategy & Transformation担当の金巻 龍一氏)。
IBCSと日本IBMの統合で、コンサルティングファームとしての中立性が失われるのではないかという懸念に対しては、「コンサルタント個人のプロフェッショナル意識が高ければ問題ない」(金巻氏)と一蹴した。
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