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独自のスタック技術でスイッチ構成をフラットに、ジュニパーが複数製品に展開
バーチャル・シャーシ(仮想シャーシ)は、スタック接続とシャーシ型接続の利点を同時に追及したスイッチ間接続技術である。スタック接続、つまり複数台のスイッチ機器をつないで論理的に1台のスイッチとして利用する使い方が可能であることに加え、ポート構成の自由度や高速(128Gビット/秒)なバックプレーン速度といった、シャーシ型スイッチの特徴を兼ね備える。
スタック接続の狙いは、スイッチ構成の簡素化である。コア・スイッチからアクセス(サーバー・エッジ)・スイッチまで、スター型/分岐型の接続によって3階層以上になってしまっている既存のスイッチ構成を、スイッチ間のスタック接続によってフラット化/シンプル化する。これにより、サーバー同士の通信が高速化するほか、運用管理の対象と手間を削減できる。同社の事例では、3階層を2階層にしたことにより、Vmotion(VMware仮想サーバーの移動)が10倍に、DBサーバーのフェール・オーバーが6倍に高速化したとしている。
バーチャル・シャーシによるスイッチ間接続の方法には、きょう体が備えている専用ポートと専用ケーブル(128Gビット/秒)で構成するバーチャル・シャーシ専用の接続機構を用いるやり方と、汎用のアップリンク・ポートを用いるやり方の2種類がある。汎用ポートを介して光ファイバ回線を利用することで、遠隔サイトにまたがったスタック接続が可能になる。
バーチャル・シャーシを初めて採用したスイッチ機器は、2008年に出荷を開始したアクセス・スイッチ「EX4200」(1Uラックマウント、24/48ポート)である。今後は、同機構を、他のスイッチ製品に展開していく。2010年6月に、EX4500(2Uラックマウント、48ポート、トップ・オブ・ラック用途)を出荷する。2010年第2四半期に、外部ネットワークとのエッジ・ルーター「MX80 3D」を出荷する。2010年第3四半期に、既存のシャーシ型コア・スイッチ「EX8200」用のライン・カードを出荷する。

図 3階層になってしまっている既存のスイッチ構成を、スイッチ間のスタック接続によってフラット化する
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