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「iPadに3Gを後付けする」の巻:第19回
iPadを使い始めて早くも2カ月あまりが経過しました。私が入手したのは3G通信機能を内蔵しないWi-Fiオンリーのモデル。オフィスや自宅には無線LAN環境があるし、ソフトバンクWi-Fiスポット(BBモバイルポイント)を契約時から24カ月無料で使えることになっているので、当初はそれで十分だと思っていました。ところが、1カ月ほど前から、やはり3Gデータ通信の環境も整えたいという欲望が湧いてきたのです。毎日、片道30分の電車通勤をしており、できればその車中で随時メールをチェックしたり、Webサイトを見たりしたい…。
写真1 手のひらに乗る大きさのPWR-100その解決策として考えたのは、無線LANのアクセスポイントとしても機能する携帯型データ通信端末、いわゆるモバイルWi-Fiルーターを手に入れる方法です。イー・モバイル、ソフトバンク、日本通信などなど、ここにきて選択肢が広がり始めた製品や通信サービスの情報を調べている中で、興味を引いたのがNTT東日本の「光ポータブル」です。ハードウェアは、バッファローとエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)が共同開発した「ポータブルWi-Fi(DWR-PG)」。これとほぼ同等品を、NTT東日本が同社のインターネット接続サービス「フレッツ光」契約者向け(自分はこれに相当)に月額315円でレンタルするというものです。バッファローブランドの「DWR-PG」を量販店で購入する手もありましたが、3万7000円(市場価格でも3万円台前半)という価格に即断できず、結局は光ポータブルを選択することにしました。
写真2 データ通信用のSIMカードを本体内に挿入申し込みからやや待たされたものの、7月27日に自宅に到着。NTT東日本としての製品名は「光LINK PWR-100」になっていました。同社の公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」(月額210円)も同時契約したので、これからは毎月525円を支払うことになります。3G回線については別途用意せねば…。すぐにドコモショップに足を運び、データ通信用のSIMカードの契約です。選んだのは「定額データプラン スタンダード バリュー」に、2年縛りの「定額データ スタンダード割」。最小1000円~最大5985円のプランです(今はキャンペーン中につき、最初の1年については最大4410円が適用される)。さらにプロバイダとしてドコモのmopera U(月額525円)にも加入しました。ちなみに、当初はSIMカード単体での契約を考えていたのですが、そのドコモショップでは、日本エイサーのネットブック「Aspire One 532h 」とのセットキャンペーンを展開しており、105円で入手可能だったので、結局これをチョイスしたのでありました(またガジェットが増えてしまった…)。

で、iPadと組み合わせて使い始めました。ドコモのSIMカードを本体内部のスロットに装着してスイッチオン。起動には1分ほどかかります。iPadのWi-Fi設定で、光ポータブル(PWR-100)を見つけ出し(デフォルトのSSIDはMACアドレス)、所定のパスワードを入力すれば、iPadとPWR-100の無線LAN接続はOK。Safariを開いてGoogleにアクセスしてみると…難なくつながりました。3Gにおける通信速度も思いのほか快適です。続いて、ブラウザでPWR-100の設定メニュー(192.168.11.1)を開いて、フレッツ・スポットなど公衆無線LANの設定を済ませます。こうしておくと、自分が契約している公衆無線LANのエリアに入ると、WAN側の接続は3Gから公衆無線LANサービスに自動的に切り替わります。どちらにつながっているかは本体のLEDランプの色で確認できるのですが、使っている本人はまったく意識する必要はありません。そのほか、充電器を兼ね備えたクレードルには有線LAN端子が備わっており、自宅のルーターに接続することでブロードバンドの無線アクセスポイントとして機能させるといった使い方もできます。
写真3 同時6台まで無線LAN端末をつなげられるノートPC、ネットブック、iPhone、iPod Touch、ニンテンドーDS、PSP…。iPadだけではなく、無線LANを備えた端末であればPWR-100経由でインターネットにアクセスすることが可能です(本体の仕様上、同時接続は6台までという制約がありますが…)。仕事先の人とカフェで打ち合わせしながら双方のPCをネット接続させたり、出張帰りの新幹線でメールチェックしつつ寸暇に携帯ゲームでネット対戦を楽しんだりといったことができるわけです。そうそう、先般飲みに行った地下の店は、あいにくソフトバンクの電波が微弱な環境でした。たまたまドコモの電波は大丈夫だったので、iPhoneをPWR-100につないでGmailをチェックすることもできちゃいました。
気になるバッテリ駆動時間ですが、自分の場合はそれほどヘビーにネット接続して使うわけでもないので、朝フル充電で持ち出せば何とか1日持つようです。不安を感じる場合は、未使用時に小まめに電源をオフにしたり、いざという時に備えて充電器もカバンに入れることで対処しています。
まだ始めて間もないモバイルWi-Fiルーター生活ですが、今の所は特段の不満無く快適な日々。後はランニングコストに見合うだけの、納得いく価値を見いだせるかどうか。生産性倍増を目指し、またまた試行錯誤が続きます。
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