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拡張性を高めつつ、高可用・高密度のクラウド基盤を構築

VMware vSphere 4.1/ヴイエムウェア

ヴイエムウェアは2010年7月14日、仮想環境の構築/運用ソフト「VMware vSphere」の新版を発表した。仮想化したシステムの処理性能向上を図ると同時に、仮想環境に用いるシステムリソースを蓄えておく「プール」の規模を大きくした。システム障害時などに、仮想環境上で動作中の仮想マシンを異なる物理サーバー間で移行するライブマイグレーションの処理も高速化した。クラウドコンピューティングサービスを提供する事業者や自社でクラウドコンピューティング環境を構築する企業は、仮想環境の拡張性を高めつつ、高可用で高密度のシステムプラットフォームを構成できるようになる。

vSphereは、物理サーバーのプロセサやメモリー、ディスクといったシステムリソースを仮想化するハイパーバイザー「WMware ESX/ESXi」や、仮想環境の管理ツール「WMware vCenter」で構成するソフト群である。新版のvSphere 4.1は新たなメモリー圧縮技術を実装して、高負荷の処理でもパフォーマンスを維持できるようにした。以前に比べて処理性能を最大25%高められるとしている。

vSphere 4.1ではプールに蓄えておけるシステムリソースも2倍に増やし、集約できる仮想マシンの数を倍増。vCenterで管理可能な仮想マシンの数も従来の3倍に相当する最大1万台まで拡張した。

仮想マシンのライブマイグレーション処理を担う「VMware vMotion」に関しては、従来比最大5倍のスピードで仮想マシンを物理サーバー間で移行できるようにした。同時に8件のライブマイグレーション処理を高速で実行可能にし、仮想環境の可用性向上を果たしている。

価格は最下位版の「Essentials」が6万8900円、中位版の「Standard」が1年間のサポート付きで15万5900円、最上位版の「Enterprise Plus」が同じく1年間のサポート付きで60万8900円。 (栗原)

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