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レッドハット、「JBoss Enteprise BRMS 5.3」を提供開始

2012年7月18日(水)IT Leaders編集部

レッドハットは2012年7月18日、BRMS(ビジネスルールマネジメントシステム)の最新版「JBoss Enterprise BRMS5.3」の提供を開始した。

BRMSは、業務上の取り決めを“ビジネスルール”として管理するシステム。例えば、“キャンペーン中に特定の商品を購入したらポイントを通常の2倍付与する”といった取り決めをXMLなどの書式で定義。必要なデータを渡すと、ルールに基づいて処理した結果を返す。ビジネスルールは、法制度やビジネスの都合に合わせて頻繁に変更される。BRMSで管理することで、アプリケーションの改修頻度を下げる効果がある。

最新版では、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)エンジンの「jBPM5」を搭載した。BPMは、業務プロセスを管理する。例えば、顧客からの受注を受け、代金を請求し、入金が確認できたら、商品を出荷するといったものだ。BPMは、業務プロセス全体の流れを、BRMSはプロセスに含まれる具体的なビジネスルールを管理する。両者は相互補完的な関係にある。両者を1つのソフト上でまとめて管理できるようにした。

BPM機能の搭載に併せて、BRMSのルールを「BPMN2.0(Business Process Notation 2.0)」を使って定義できるようにした。BRMN2.0は、業務手順を図示するための標記ルールを定めたもので、BPMツールでビジネスプロセスを定義する手段として利用されている。BPMと同一の表記法を使ってBRMSを定義できるようにすることで、使い勝手を高める。

JBoss Enterprise BRMSはオープンソースソフトウェアとして提供する。製品提供、テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムを含む年額サブスクリプションは、16コアあたり312万円から(税別)。すでに北陸コカ・コーラボトリング/ヒスコムが早期提供プログラムを採用。システム開発を進めているという。

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