日本オラクルは2012年7月31日、「Oracle Exalogic Elastic Cloud(Exalogic)」の性能を高める管理ソフトウェアの新版を提供開始した。Exalogicは、物理サーバーやストレージ、ネットワークに加えて、OSやミドルウェア、Javaアプリケーションを一体化。リアルタイム高速処理を実現する、プライベートクラウド構築用アプライアンス製品である。
「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software2.0」と呼ぶソフト新版は、従来から持つアプリケーション仮想化やサーバー集約といった機能に加えて、大きく3つの新機能を追加した。
第1に、「Oracle VM 3.0 for Exalogic」を搭載した。これは、オラクルがXenをベースに独自開発したサーバー仮想化ソフトである「Oracle VM」を、Exalogic向けにチューニングしたもの。従来に比べてレスポンスを2倍、スループットを3.5倍に向上できるという。
第2に、ハードウェア内部を高速接続する機構であるInfinibandを高速化する仕組みとして「Oracle Exabus」を実装した。これは、カーネルを経由せずにアプリケーション間で直接I/Oを受け渡すためのソフトウェア。このExabusにより、ネットワークのレイテンシーを6分の1に圧縮可能としている。
3つめ「Oracle Traffic Director」は、大量のアプリケーション・トラフィックを制御するルーティング機能である。負荷分散機能を備えるため、導入企業は専用のロードバランサーを購入しなくて済む。
Exalogic Elastic Cloud Software2.0は、Exalogicとともに提供する。Exalogicの価格は、最小構成の8分の1ラックモデルが5078万8500円。
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