[新製品・サービス]

4ページで分かる2012年7月の主要ベンダーの発表

2012年8月8日(水)

サイオステクノロジー、グルージェント
世界2万5000人超の利用実績がある予実管理用SaaSを提供

サイオステクノロジーは2012年6月18日、クラウドコンピューティング事業の体制見直しと、子会社から提供する新たなクラウドサービスを発表した。米グーグルの「Google Apps」を核に展開してきたクラウド事業を、子会社のグルージェントに移管すると共に、同事業に従事してきた人員を同子会社に集約。グルージェントをクラウド専業にしてサービス提供の加速と、内容の充実を図っていく考えだ。

クラウド専業となったグルージェントは同日、新サービスの第1弾として、予算編成や実績管理、収益分析に用いる「Adaptive Planning」の販売を始めた。部門やプロジェクト、製品ごとに人件費や経費の計画を立てて実績と比較するのはもちろん、部門やプロジェクト単位で登録・修正した計画や実績のデータを科目などの項目ごとに集計して、企業全体の計画や実績管理に用いることができる。

Adaptive Planningは、多言語・多通貨で利用できる米アダプティブ・プランニングのSaaS。世界25カ国以上で1350社、2万5000人超が使っている実績があるという。(栗原)

アドバンスト・メディア
音声認識機能をクラウドサービスとして提供

アドバンスト・メディアは2012年7月12日、音声認識機能をクラウドサービスとして提供する「AmiVoice Cloud(アミボイスクラウド)」を発表した。同サービスを利用すると、スマートフォンも含めて音声認識機能を備えたアプリケーションを手軽に構築できる。キーボード操作が適さない工場内などで、音声認識で文字を入力したり、情報を検索したり、画面を制御したりといった用途に使える。

端末側のプログラムで音声データの特徴を抽出、クラウドに送信。クラウドは、データベースに格納した波形データなどと照合し、音声をテキスト化してプログラムに返す。利用者は、ソフトウェア開発キット(SDK)と、クラウドの利用権を購入する必要がある。これまで同社の音声認識機能を利用するためには、ソフトをインストールしたサーバーを用意する必要があった。クラウドを利用することで、こうした初期投資が必要なくなる。

AmiVoice Cloudの利用料は5万発話までで、月額10万円から。SDKはiOS、アンドロイドともに100万円(税別)。3カ月のサポートが付く。(緒方)

インテル
50コアを搭載したHPC向け新型プロセサ

インテルは2012年6月18日、インターナショナル・スーパーコンピューティング・カンファレンスで、プロセサの新ブランド「インテル Xeon Phi(ジーオン ファイ)」を発表した。

2012年末までに第1世代「Xeon Phiコプロセッサ」の量産出荷を開始する。開発コード名は「Knights Corner」。多数のコアを搭載して、並列処理性能を向上させる「インテル メニー・インテグレーテッド・コア(MIC)アーキテクチャー」を採用した最初の製品となる。1プロセサあたり50以上のコアと、8GBを超えるGDDR5メモリーを搭載。さらに512ビットのSIMD演算をサポートし、処理性能を高める。「京」などのスーパーコンピューターの性能測定に用いるLinpackベンチマークテストでは、1プロセサで1テラフロップス以上の性能を達成した。

主に、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)での利用を想定する。将来的には、企業向け製品も提供する予定。すでに、IBMやHP、NEC、クレイ、デルなど44社のメーカーが製品ロードマップへの組み込みを表明している。 (緒方)

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