[新製品・サービス]

日立、データを国内に限定しつつAzureを使う環境を提供、ほか

2013年6月13日(木)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要な新製品・サービスをご紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から、12個の新製品・サービスを取り上げた。

クラウド

データを国内に限定しつつAzureを使う環境を提供

日立製作所は2013年4月23日、「Windows Azure向けVPNサービス」を発表した。国内にある日立のデータセンターとAzureを提供するマイクロソフトの海外データセンターをVPNで接続する。データは国内に配備し、アプリケーションはAzure経由で利用するといった使い方が可能となる。回線と機器を冗長化することで信頼性を高める。月額料金(税込)は1回線あたり36万7500円。

データ分析

2TBまでのデータ分析を高速処理するアプライアンス機

東京エレクトロン デバイスは2013年4月23日、「GreenplumDBパッケージシングルノードモデル」を発表した。汎用サーバーを使ってGreenplumDB環境を構築することで導入コストを抑えた。データの保存容量は最大2TBとなるため、限られたデータを高速に分析するニーズに向く。価格は550万円から。HDDではなくフラッシュドライブを用いるモデルも用意する。

運用管理

ITIL準拠の運用環境をSaaSで提供

日本HPは2013年4月24日、ITILに準拠したインシデント管理や変更管理機能を備える「HP Service Anywhere」を発表した。SaaSとして提供することで導入費を抑えた。運用管理に関する基本機能に加え、ワークフロー機能も装備。承認待ちの状況や作業の進捗状況を可視化する。導入時のコンサルティングや教育プログラムなども提供する。年額料金(税込)は固定ユーザーとなる場合で18万7950円。

ストレージ

データの利用頻度に応じて最適なストレージに自動配置

日本SGIは2013年4月25日、ストレージ管理用アプライアンス「SGI InfiniteStorage Gateway」を発表した。ストレージやテープ、クラウドストレージと接続し、これらリソースを束ねて仮想ストレージを作成する。データの利用頻度や容量などに基づき、データの保存場所を自動で変えられる。きょう体内のディスク搭載容量が116TBとなるモデルの価格(税別)は1756万7000円。

ネットワーク管理

ネットワーク機器の構成変更を自動制御

日本IBMは2013年4月26日、ネットワーク管理ソフト「IBM System Networking Switch Center」を発表した。物理/仮想スイッチの性能や構成を遠隔から一元管理する。サーバー上の仮想マシンの移動を検知し、ネットワーク構成を自動で変更する機能を備える。ヴイエムウェアの「VMware vCenter」と連携すれば、仮想サーバーも含めてネットワーク機器を管理できる。価格(税別)は11万8000円。

ビッグデータ分析

データの処理基盤とBIを組み合わせた専用機

DTSと日立製作所は2013年5月7日、BI専用アプライアンス「DaTa SuperExpress」を発表した。DTSのBIソフト「BI Navi-gationStudio」と日立のデータ処理基盤「Hitachi Advanced Data Binder プラットフォーム」を組み合わせた製品。画面の指示に従うだけで、優良顧客を抽出するRFM分析や売上構成比を分析するデシル分析などを実施できる。価格(税込)は1290万円から。

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