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デル、オールインワン型のVDI構築ソリューションを発表

2013年10月30日(水)緒方 啓吾(IT Leaders編集部)

デルは2013年10月30日、中小規模のVDI(デスクトップ仮想化基盤)の構築に必要な製品・サービスをパッケージしたソリューション「Dell Active System BRS for VDI」を提供開始した。

 今回発表した「Dell Active System BRS for VDI(AS for VDI)」は、100~300ユーザー規模のVDI(デスクトップ仮想化基盤)の構築に必要なハードウェアやソフトウェアと、構築・保守、トレーニングなどのサービスをパッケージして販売するもの。

写真:記者発表会では、パートナー各社と協力し、ハードウェア、ソフトウェア、構築サービス、ファイナンスなど、さまざまな面でVDI導入を支援するとアピールした。左から、アセンテックの佐藤直浩社長、ヴイエムウェアの三木泰雄社長、デルの町田栄作執行役員、オリックス・レンテックの荒木克彦執行役員、兼松エレクトロニクスの黒澤執行役員、ビットアイルの吉本敏執行役員
写真:パートナー各社と協力し、企業のVDI導入を支援するとアピールした。
左から、アセンテックの佐藤直浩社長、ヴイエムウェアの三木泰雄社長、
デルの町田栄作執行役員、オリックス・レンテックの荒木克彦執行役員、
兼松エレクトロニクスの黒澤俊実執行役員、ビットアイルの吉本敏執行役員


 ユーザーのデータセンターに、サーバーやストレージ、ネットワークなどの機器を設置。必要なソフトをインストールし、初期セットアップを済ませ、VDIを運用できる状態にして、ユーザーに引き渡す。基本的な運用方法についてもレクチャーする。

 構築できるVDI環境は、PoC(概念実証)、100ユーザー規模、300ユーザー規模の3種類。デスクトップの利用方法によって、運用可能なデスクトップの数は増減する。PoCから、100人規模、100人規模から300人規模に、インフラを拡張できる。

図1:「Active Systems BRS for VDI」の構成イメージ
図2:各エディションのインフラ構成

 スクラッチで開発する場合に比べると自由度は低いが、インフラの設計が必要ないため短期間で導入できる。各システム構成は、事前に検証済み。導入後に、パフォーマンスが出ない、安定的に稼働しない、といったトラブルに見舞われる可能性も低い。

 ユーザー固有のニーズには、オプションで対応する。Active Directoryとの連携や、仮想デスクトップのテンプレート作成、SSL-VPNによるリモート接続などのメニューを用意する。

 価格は、AS for VDI PoCが298万円、同100が1600万円、同300が3100万円から。仮想デスクトップ1台あたり、10万円前後になる計算だ。デルと、パートナーが販売する。

図3:仮想デスクトップを導入する際、選択可能なオプション

 10~20ユーザー規模の企業向けには、月額定額制サービス「AS for VDI VSBP(Very Small Business Pack)」を提供する。ユーザーのデータセンターに、Dell製のサーバーを設置。仮想デスクトップを構築して、シトリックスのリモートアクセスサービス「GoToMyPC」経由でアクセスする。価格は、1ユーザーあたり、月額4920円から(36カ月契約、サーバーのレンタル料を含む)。

図4:「Active Systems BRS for VDI VSBP」の構成イメージ
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