[客観データで判断するWeb投資の妥当性]

【第4回】Webサイト改善時に求められる“正しい妥協”とは

2013年11月18日(月)佐藤 茂之(アルゴスサービスジャパン)

Webサイトを正しい方向へと改善するには、何を根拠に進めるのが適切でしょう。あるべきWebサイトの姿に「共通解」は存在しません。企業ごとに求める要件は異なるし、目的も違います。企業それぞれ「最適解」を探し、Webサイトを自社の要件に合致するよう改善していかなければなりません。そこで重要となるのが「選択と集中」です。つまり、何を優先し、何を妥協すればよいのかを明確にすることが大切です。今回は、「客観データ」を使って正しく妥協する方法を模索してみます。

IT業界では「最適化」という言葉がよく使われます。例えば「性能を最適化する」「人材配置を最適化する」などです。「ベストではなくべダーを目指す」というニュアンスを含んでいるのではないでしょうか。つまり「ベター」を目指すなら、何かを「妥協」しなくてはならないのです。

Webサイトを改善する時も「最適化」が頻繁に使われます。ここでも「ベター」を目指すことになります。改修費や時間が無尽蔵にあれば「ベスト」を目指せますが、実際にはそのようなケースはありません。Webサイトを改善する場合でも最適化、つまり何かを妥協しなければなりません。

ではWebサイトを改善して最適化する時、何を妥協すればよいのか。数ある選択肢の中から「正しい妥協」を見つけ出すには何を参考にすればよいのでしょう。こんな時に正しい判断へと導く指標の1つとなるのが「客観データ」です。

客観データがなぜ「正しい妥協」を見つける目安となるのか。実際の例で示してみましょう。

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