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通販番組と視聴者のスマホを連携、ジャパネットたかたが購買促進に新機軸

2013年12月5日(木)IT Leaders編集部

通販番組を放映しているテレビ画面にスマートデバイスのカメラをかざすと、商品購入サイトが表示される。顧客は詳細情報を確認したり、すぐに買い物することが可能だ。システム導入を支援した富士通が2013年12月5日に発表した。

テレビショッピングを筆頭に通信販売事業を幅広く手がけるジャパネットたかた。2013年12月4日から、自社展開する専門チャネル「ジャパネットチャンネルDX」において、放送映像と、顧客が所有するスマートデバイスとを連携させる新たな取り組みを開始した。

番組内で気になる商品があった際、視聴者がスマートデバイス内蔵のカメラを画面にかざすと、Webサイトの商品説明・購入ページがただちに表示される。

ベースにしているのは、富士通研究所が開発した映像媒介通信技術。これはテレビ映像に、スマートデバイスからは認識可能ながら人の目には分からない信号情報を埋め込むというもの。富士通がトータルな映像ソリューションとしてまとめ、導入を支援した。

「その商品を手に入れたら生活がどう豊かに変わるか」を消費者目線で実直かつ巧みに語りかけることを基本に、顧客を増やし続けてきたジャパネットたかた。もっとも、家電や日用品の小売市場は競争激化の一途で、各社は顧客接点をいかに購買行動につなげるかに知恵を絞っている。同社は、人気通販番組を持つ強みを活かし、それを販売サイトを直結させる狙いで今回の措置を講じた。

視聴者が本サービスを利用するには専用アプリ(iOS/Android)をインストールする必要がある。アプリには、チラシやカタログにカメラをかざして商品説明動画を見たり、お買い得情報を確認したりといった機能も豊富に備えている。

図 「テレビにかざして買い物カメラ機能」の基本的な仕組み(リリースより引用)
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