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ポーランドの大手銀行、無人店舗における本人認証に日本の技術を採用

2014年2月28日(金)IT Leaders編集部

ポーランドの大手銀行Getin Noble Bankのリテール部門であるGetin Bankは、同国の主要都市において無人店舗の営業を開始した。これに伴い、顧客が銀行業務をセルフサービスで利用するためのバンキングシステムを稼働。無人店舗に専用端末を導入した。2014年2月27日、独ベンダーと共同でシステム構築にあたった日立が発表した。  

無人店舗は、自動引落や口座振込・振替、口座開設といった従来の有人店舗と同等のサービス機能を、Virtual Teller Machine(VTM)と呼ぶ専用端末を用いて提供する。クレジットカードやデビットカードなどの即時発行も可能だ。端末にはこのほか、コールセンターに直接相談するためのテレビ会議機能を搭載している。

同行が導入したVTMの特徴は、複数の認証技術を活用してセキュリティを高めていること。IDカードを読み取るスキャナーや、署名を手書き入力するための専用タブレットを装備するほか、指静脈認証機能を備える。顧客は指を装置にかざして認証を受けることにより、VTMへのログインや各種手続きを進める。VTMを設置した無人店舗を展開する銀行はほかにもあるが、生体認証を採用したのは欧州においては同行が初という。

新システムの構築と導入は、日立の欧州現地法人である日立ヨーロッパが、ATM大手である独ウィンコール・ニックスドルフと共同で担当した。指静脈認証は、日立オムロンターミナルソリューションズの製品を採用した。

プロジェクトの概要
ユーザー名 Getin Bank
業種 金融
導入システム セルフサービス型バンキングシステム
導入目的 無人店舗における銀行サービスの提供
導入時期
主な利用技術 指静脈認証(日立オムロンターミナルソリューションズ)
関連キーワード

ポーランド / 銀行 / 店舗 / 金融 / eKYC

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