Windows XPとOffice 2003のサポートが終了するのを受け、業務用PCをWindows XPからWindows 8に移行した。対象は、りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行の本社と営業店で使用する約3万台。日本マイクロソフトが2014年4月2日に発表した。
移行先のOSには、Windows 8 Enterpriseを選択。オフィスソフトは、「Office Professional Plus 2013」を選んだ。3万台のうちの約半数は新しいPCを購入。残りは、既存のものを流用した。
プロジェクトは、2013年4月にスタート。最初の4カ月間で、Windows 8のポリシー設計や、管理ソフトの環境構築などを実施。あわせて業務アプリケーションを仮想化した。同年8月より本社や営業店で使用するPCを順次移行。2014年2月に作業を完了した。
移行作業を効率化するため、管理ソフト「System Center 2012 Configuration Manager(SCCM)」を活用した。各PCに対し、リモート環境から必要なソフトを自動インストールさせて、アップグレード作業を効率化した。
コスト削減にも取り組んだ。具体的には、PCのインストールしていた商用ソフトの一部を、WindowsやSCCMの標準機能で賄うようにした。例えば、セキュリティ対策に、Windowsのドライブ暗号化機能「BitLocker」や、System Centerのウィルス対策ツール「Endpoint Protection」を使用した。同様に、資産管理もSCCSに切り替えた。
移行作業は、NTTデータ、NTTデータソフィアが支援した。両社は、りそなグループのアウトソーサー企業。
プロジェクトの概要
ユーザー名
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りそなホールディングス |
業種 | 金融 |
導入システム | 業務用PC |
導入目的 | Windows XPのサポート終了への対応 |
導入時期 | 2014年2月 |
主な利用製品・サービス | ・Windows 8 Enterprise ・Microsoft Office Professional Plus 2013 ・Microsoft System Center 2012 Configuration Manager ・Microsoft System Center 2012 Endpoint Protection |
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