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IBMとピュア・ストレージ、特許に関するクロスライセンス契約を締結

2014年6月23日(月)IT Leaders編集部

米IBMと米ピュア・ストレージは2014年6月19日(米国時間)、ピュア・ストレージがIBMから100以上のストレージ関連技術特許を取得し、両社が特許に関するクロスライセンス契約を締結したと発表した。

 ピュア・ストレージ(Pure Storage)は、2009年設立の新興ストレージベンダー。基軸をソフトウェア技術に置き、SSD、コントローラ、シャーシなど主要コンポーネントを他のハードウェアベンダーから調達し、独自開発のストレージ管理ソフトを搭載したオールフラッシュ(SSD)ストレージシステムを提供している(参考記事「すべてのストレージをフラッシュに」―ピュア・ストレージがSSDアレイ新製品を発表)。

 今回のIBMとピュア・ストレージ社間でのクロスライセンス契約締結について、ピュア・ストレージの法務担当バイスプレジデント、ジョー・フィッツジェラルド氏は、「今回のIBMとのクロスライセンス契約は、ピュア・ストレージの持つ特許数を大幅に増やすものであり、我々の顧客におけるストレージイノベーションを進めるため、より強固で戦略的な特許ポートフォリオを生み出すものである」とコメントしている。

 一方のIBMは21年間連続で米国特許取得者リストの第1位を保持する企業である。同社知的財産権ゼネラルマネージャー/博士、ウィリアム・ラフォンテイン氏は、今回の契約に関して以下のコメントを発表している。

 「今回のピュア・ストレージとの契約は、IBMの特許製品の価値を示し、広範囲に渡る特許ポートフォリオへアクセスを可能にすることによって、いかに我々がイノベーションを奨励しているかを示すもの。また、当社の広範囲な研究開発投資と、業界最大規模のストレージアレイ特許ポートフォリオは、フラッシュストレージ分野におけるリーダーシップを取るための重要な要素となる」

 なお、今回の特許に関するクロスライセンス契約に関して、両社から金銭面の条件は開示されていない。

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