[事例ニュース]

新日鉄住金ソリューションズ、ネットワーク仮想化で研究開発業務を改革

2014年7月3日(木)IT Leaders編集部

新日鉄住金ソリューションズは、研究開発部門のネットワーク基盤をSDN技術を用いて刷新した。開発効率の向上や運用管理工数の削減、セキュリティの確保が狙い。製品を導入したNECが、2014年7月1日に発表した。

同社システム研究開発センターにおいては近年、部門横断的な研究開発プロジェクトや、社外のクラウドサービスと連携したプロジェクトが増加している。これに伴い、ネットワークが複雑化。構築や解体に時間がかかるようになり、研究開発環境の利用効率を悪化させていた。加えて、各プロジェクトのネットワーク利用状況を把握することが難しく、機器調達が重複する無駄や、未回収の機器がセキュリティホールとなるリスクが問題となっていた。

こうした問題を解決するため、SDN技術によるネットワーク仮想化に踏み切った。具体的には、ファイアウォールやルーターなどのネットワーク機器をプール化し、物理的に単一のネットワークを構築。それをソフトウェアで制御・管理して論理分割し、プロジェクトごとに仮想ネットワークを構築する仕組みだ。画面上でサーバーやネットワークといったリソースを割り当てられるため、従来は5日程度かかっていた環境構築のリードタイムを1時間程度に短縮できたという。

物理的なネットワーク変更が不要であるため、リソースの無駄を解消するとともに、セキュリティリスクを低減できるメリットもある。プロジェクトごとにセキュリティポリシーを適用することも可能になった。

【プロジェクトの概要】
ユーザー名 新日鉄住金ソリューションズ
業種 システムインテグレータ
導入システム ネットワーク仮想化
導入目的 研究開発の迅速化、運用管理の効率化、セキュリティ強化
導入時期
主な利用製品 「UNIVERGE PFシリーズ」(NEC製のSDN製品)
関連キーワード

システム開発 / SDN / ネットワーク仮想化 / NEC / UNIVERGE / 日鉄ソリューションズ

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