[大元隆志のウェアラブル・ビジネス活用最前線]

ウェアラブル×データ分析でメタボを防止 ドコモ・ヘルスケア「WM(わたしムーヴ)」&「ムーヴバンド」

2014年8月8日(金)大元 隆志

身体の活動量を計測するアクティビティ・トラッカー。既にナイキのFuelBandやジョウボーン・アップを街中で目にしたことがある人も少なくないだろう。今回紹介するのは、健康データの蓄積・分析プラットフォーム「WM(わたしムーヴ)」と、アクティビティトラッカー「ムーヴバンド」だ。これらを提供する「ドコモ・ヘルスケア」代表取締役社長 竹林 一氏に話を聞いた。

竹林一氏写真:ドコモ・ヘルスケアの代表取締役社長 竹林一氏

―ドコモ・ヘルスケアはどんな狙いで設立された会社なのでしょうか?

 一言で言えば、「健康」と「医療」をつなぐためです。もともと、NTTドコモは「スマートライフ」を実現する一環で、健康と医療を重要視。ITを活用したサービスを開始していました。一方、オムロン ヘルスケアも、「人々の健康な生活」に貢献すべくセンシング&コントロールをベースとした健康、医療機器を提供してきました。

 健康と医療は、本質的には密接したテーマですが、その取り組みには距離があります。まず、2つの領域はニーズが異なります。健康では、体重計や活動量計のような健康維持・増進に役立つ機器を、医療では、病気を早期に回復するための機器が求められます。また、ユーザーも違います。健康は家庭、医療は医療機関ですよね。

 2社が手を携えれば、その距離を埋められると考えたのです。NTTドコモはモバイルを軸に「繋げること」に強みを持っています。オムロンヘルスケアの持つセンシング&コントルール技術を組み合わせれば、2つを橋渡しできると考えたのです。 

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