[客観データで判断するWeb投資の妥当性]

【第6回】GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)におけるWeb性能データ活用の実際

2014年8月21日(木)佐藤 茂之(アルゴスサービスジャパン)

本連載ではこれまで、WebサイトへのROI(投資対効果)の最大化を図るには、サイト性能データを客観的に分析することが重要だと指摘してきた。では、先行企業は実際、どのようにサイト性能データを分析しているのだろうか。オンライン予約サービスを最初に手がけたGDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)における活用例を、同社技術推進部門の種村和豊氏へのインタビューを介して紹介する。

写真1:GDOのゴルフ場予約サービスの画面例写真1:GDOのゴルフ場予約サービスの画面例
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 2000年に創業したゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)は、ゴルフ場のオンライン予約を中心に、ゴルフに関する様々なサービスをオンラインで展開することで、業界を牽引してきた(写真1)。今では、全ゴルファーの7割がゴルフ場はオンラインで予約するようになっているという。現在のGDOは、ゴルフ場予約サービスのほかに、関連用品の販売や関連情報の配信、広告事業などを展開する。

 GDOのWebサイトを開発・運用するのは、技術推進部門。同部門では、Webサービスの性能測定ツール「ARGOS」を約10カ月前から導入している。事業のさらなる拡大に向けて、GDOは性能測定ツールをどう利用し、データをいかに分析し活用しているのかを、ツール」をいったいどのように運用・活用しているのか。同社技術推進部門の種村和豊氏に聞いた(文中敬称略)。

−−UX(ユーザーエクスペリエンス)の重要性が指摘されていますが、GDOでは、UXをどのように考えていますか。

 GDOでは、かなり早い段階から「顧客体験」「顧客満足」という考え方を事業における最重要の指標にしています。また最近、よく言われるUXは、どちらかといえばWebページのデザインやレイアウト面を重視しているように見えますが、当社は配信性能も同様に重要だと考えています。「UX=顧客の経験」という観点では、それら両面からバランスよく対策する必要があると考えているためです。

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