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【Special】

超高速開発ツールが新たな活用段階へ
進化するWagbyの最新状況と将来像

「Wagby Developer Day 2014」基調講演レポート

2014年11月26日(水)

Webベースの業務アプリケーションをノンプログラミングで超高速に開発することを可能とするツール「Wagby」。今、その活用形態が新たな段階に入ろうとしている。2014年11月7日に東京・秋葉原で開催された「Wagby Developer Day 2014」の午前中のセッションでは、株式会社ジャスミンソフトの代表取締役、贄良則氏が基調講演を行った。本稿では、Wagbyの最新状況と新たな活用形態、そして将来展望をレポートする。

SIerから見た新時代のWagby活用術
モデルベースの業務テンプレートを展開

 基調講演では、「Wagby Developer Day 2014」のSIerスポンサー5社が、モデルベースの業務テンプレートの提供など、Wagby活用の具体的な取り組みを紹介した。

●株式会社ソフトウェア・パートナー
執行役員 営業企画部部長 天井誠一氏

ソフトウェア・パートナー●執行役員 営業企画部部長 天井誠一氏

 Wagbyのライセンス販売(50社)やシステム・インテグレーション(20社)など多くの実績を持つソフトウェア・パートナーは、店舗巡回業務および販売管理業務に対応するWagbyベースの業務テンプレートを提供。ETL(データ変換・転送・連携)、BI(データ分析)、CTI(コールセンター支援)など他社製品との連携を可能にすることで、本格的な業務システムの提供を目指している。

 Wagbyベースの業務テンプレート提供の考え方について、天井氏は「超高速開発のメリットを生かすために、できるだけWagbyのカスタマイズは行わず、他社製品との連携を実現しようとしている」と説明する。

 さらに同社では、Wagbyアプリケーション上において、マルチプラットフォームのスマートフォンやタブレットを入出力デバイスとして容易に利用可能にする「MicroWebServer」も提供している。

●日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社
IT事業部 営業1部 星野努氏

日本コンピュータ・ダイナミクス
●IT事業部 営業1部 星野努氏

 日本コンピュータ・ダイナミクスでは、Wagbyをベースとしたクラウド顧客管理サービスを提供している。これは、Wagbyの特徴である高い開発生産性を活かして、テンプレートをベースに、ユーザー独自の顧客モデルに合わせたカスタマイズを実現するというものだ。

 同サービスについて、星野氏は、「開発スピードの速さ、柔軟性の高さ、クラウドとの相性の良さというWagbyのメリットを活かせると考え、手始めとして、高いカスタマイズ性が求められる顧客管理をテンプレート化することにした」と説明する。

 同社では、ミドルレンジ・ユーザー向けに、OBC(株式会社オービックビジネスコンサルタント)の販売管理システム「商蔵奉行」を提供しており、同システムとのマスター・売上情報連携機能を標準で用意しているほか、Webからの見積もり入力を可能とするオプションも別途用意している。

●株式会社パルシス
営業部 阿部哲司氏

パルシス●営業部 阿部哲司氏

 大規模基幹業務アプリケーションの開発に実績を持つパルシスでは、Wagbyを使った超高速開発をさらに快適にするためのテンプレートとして、スケジュールを見える化することができるSchedule+(スケジュールプラス)と、製造業向け販売・製造管理システムという2つのテンプレートを提供している。

 Schedule+は、Wagbyのポータル機能を拡張し、ポータル画面上でユーザーが任意のスケジュールを登録・確認可能にするもの。表示設定を行うだけで、入力されたスケジュールで使用する設備(会議室等)の使用状況を確認することができる。同テンプレートのメリットについて、阿部氏は、「個別に作った業務の情報をポータル画面上に表示させることが可能で、Wagby画面からの更新の手間を無くすことができる」と強調する。

 一方、製造業向け販売・製造管理システム・テンプレートは、Wagbyを用いた基幹システムの構築を迅速かつ効率的に行うことが可能としている。

●株式会社CIJネクスト
営業開発本部 営業部 高谷健治氏

CIJネクスト●営業開発本部 営業部 高谷健治氏

 Wagbyの最初の販売パートナーとして、Wagbyを使ったシステム・インテグレーションを手がけるCIJネクスト。同社は、Wagbyベースのデータ連携ソリューション「DataSpider」を提供している。

 同ソリューションは、企業内外に散在するシステム連携/データ連携をビジュアルに開発し、実行・運用管理できるというもの。その特徴について、高谷氏は、「Wagbyを活用することにより、複雑なデータ連携もノンプログラミングによって高い生産性で実現できる」と説明する。

 実際にクラウドサービス利用開始時のデータ移行や、業務利用時のリアルタイム連携、クラウド同士の連携を実現する。また、Webからホストのエントリーシステムへのデータ連携、ポータル・アプリケーションの構築、AS/400とオープンシステムの連携などに利用できる。

●株式会社ジェーエムエーシステムズ
産業ソリューション事業部 金子大輔氏

ジェーエムエーシステムズ●産業ソリューション事業部 金子大輔氏

 日本能率協会グループのシステム・インテグレーターとして、情報システムのコンサルティングから導入構築、保守運用までのサービスをワンストップで提供するジェーエムエーシステムズ。同社では、業種・業態に特化したWagbyベースのシステムテンプレートの開発に取り組んでいる。

 現在、その第一弾として、ファッション・アパレル業務向け販売管理テンプレートの提供を開始している。業種・業態特化型テンプレートの提供について、金子氏は、「スクラッチよりも速く、パッケージよりも柔軟に開発できるWagbyの強味と、基幹システムをオールインワンで提供してきた当社の強味を生かして、コンサルタントの目線でテンプレートを提供していく」と強調した。

 なお、同社では、Wagbyを使ったアプリケーション開発のノウハウを活かして、IT構想/課題、向き不向き・適材適所を診断する「Wagby適用診断プログラム」も提供している。
 


◆お問い合わせ先◆

株式会社ジャスミンソフト https://www.jasminesoft.co.jp/

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