富士通は2015年1月15日、仮想化環境専用ストレージ「FUJITSU Storage ETERNUS TR series」に新モデル「ETERNUS TR820」「ETERNUS TR850」「ETERNUS TR880」を追加し、販売を開始した。データ容量当たりのコストを最大約半額に引き下げた。
富士通の「ETERNUS TR800 series」は、ディスク上に格納するデータを新しい圧縮アルゴリズムにより、ディスクの使用効率を高めた製品群。例えば、中位機の「ETERNUS TR850」は、従来機の「同TR650」と比較し、1台当たりのデータ格納容量が、最大約2倍の66TBに向上、容量当たりのデータ格納コストを最大約50%引き下げた。
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最上位機「同TR880」では、大容量SSDを搭載し、従来機と同じきょう体に従来比約1.8倍の最大3500の仮想マシンを処理できるようにした。データ格納容量は、従来機の約3倍の最大100TBになる。従来機3台を1台のTR880に集約できる計算なので、設置スペースおよび消費電力を最大約70%削減できるという。
情報漏洩対策などデータのセキュリティ強化に向けて、ディスクに格納するデータをAES-256bit方式で暗号化する機能をオプションで用意する。ディスクドライブが持ち出されても、データを保護できる。
出荷は2月20日から。最小構成標準価格は、初年度のサポート費用込みで1497万8000円(税別)からになる。
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