NTTデータグループのコンサルティング会社であるクニエは2015年3月17日、既存システムをクラウド上で動作する「SAP ASE(Adaptive Server Enterprise)」環境に移行するサービスを開始すると発表した。クラウドとSAP ASEを組み合わせることで、システムのTCO(Total Cost of Ownership:所有総コストの削減が図れるとする。
提供するのは、既存システムをAWS(Amazon Web Services)上に移行するためのサービス。その際に、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)環境を、独SAP製のSAP ASE(Adaptive Server Enterprise)に切り替える。
既存システムのRDBMSとしては、Microsoft SQL ServerとOracle Database Serverを対象にする。これらRDBMSをオンプレミスで運用するよりも、AWS上のASEで運用するほうが、総コストは20〜30%下げられると見込んでいる。
具体的なサービスとしては、事前作業から、既存システムのDBサイズファイルの作成、ターゲットシステムの作成処理、既存システムからデータエクスポート、ターゲットシステムへのデータインポート、および事後作業までを支援する。
クニエは、初年度に10社への導入を目指す。
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