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IIJ、SAP HANAをクラウド上で利用するサービスを開始

2015年3月26日(木)IT Leaders編集部

IIJは2015年3月25日、独SAPのインメモリーデータベース「SAP HANA」をクラウド上で利用するためのサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオン インメモリプラットフォーム for SAP HANA」を、2015年4月1日より提供開始すると発表した。SAP HANAを含む基幹業務システムをクラウド上に構築できる。

 SAP HANAは、メモリー上でデータを保管/解析することで、高速処理を可能にするためのプラットフォーム。IIJの新サービスでは、SAP HANAを開発/検証/本番の各用途に利用できるようになる。これまでは、事前検証用クラウド環境「IIJ GIO for SAPソリューション PoC for SAP HANA」のみで、実運用環境はトライアル版として提供していた。

 「SAP Business Suite powered by HANA」に加えて、第4世代のSAPソフトウェア「SAP Business Suite 4 SAP HANA」に対応している。「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ」と連携させれば、SAP HANAと連携する様々なアプリケーションを利用できる。

 提供グレードには、搭載メモリーが256GB、CPUが30コアのモデルから、搭載メモリーが2TB、CPUが60コアのモデルまでの4つがある。

 ユーザーには、IIJ GIOクラウド上にあるSAP HANAアプライアンスを専用環境として割り当てる。OSおよびSAP HANAソフトウェアを導入し、ハードウェアの監視/運用をあわせて月額料金で提供する。

 データベースアドオン インメモリプラットフォーム for SAP HANAの料金は、初期費用が55万4000円(税抜、以下同様)からで、月額費用が27万7000円から。最低12カ月(グレード変更の際は、最低利用期間の起算日がリセットされる)の契約が求められる。

 またサービスの利用には、VWシリーズの契約と、ユーザー自身によるSAP HANAライセンスの準備が必要になる。SAPソフトウェア自体のサポートは提供しない。

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