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デル・ソフト、スマートデバイスからの社内資源アクセスをキメ細かく制御するアプライアンスを発表

2015年5月13日(水)川上 潤司(IT Leaders編集部)

デル・ソフトウェアは2015年5月12日、スマートデバイスを含むモバイル端末から、社内ネットワークにセキュアに接続するためのアプライアンス「Dell Secure Mobile Access(SMA)」の新モデルを発表した。

 業務の機動力を高めるため、従業員の働き方の自由度を高めるため…。様々な理由から、モバイル対応を急ぐ企業が増えている。とりわけ昨今、従業員が携行する端末としてはスマートフォンやタブレットが主流となっており、これらを業務システムに取り組みつつ、いかに安全性を確保するかが大きなテーマとなっている。

 いくつもの方策が考えられるが、最も基本となるのは、モバイル端末と社内環境との通信経路を、トンネリング/暗号化/認証といった技術によってセキュアなものにすること。つまりはSSL-VPNのネットワークを確立し、アプリケーションやファイル、データベースへのアクセスの安全性を担保するアプローチだ。

新製品について説明するデル・ソフトウェアの藤岡 健 氏(セキュリティ営業本部 本部長)

 デル・ソフトウェアが発表した「Secure Mobile Access(SMA)」は、モバイル機器との間でSSL-VPNの通信経路を確立するためのアプライアンス。ハードウェアに専用OSを組み込んだモデル(物理アプライアンス)として、大規模向けの「Dell Secure Mobile Access 7200」と、中規模向けの「同 6200」を新規投入。さらに仮想アプライアンス(VMware/Hyper-V対応)の「Secure Mobile Access バーチャルアプライアンス」もラインナップに加えた。いずれもWindows PCのみならず、MacOS、iOS、Android、Kindleなどのモバイル端末に対応する。

  • Secure Mobile Access 6200 アプライアンス:同時接続ユーザーは2,000
  • Secure Mobile Access 7200 アプライアンス:同時接続ユーザーは10,000
  • Secure Mobile Access バーチャルアプライアンス:同時接続ユーザーは5,000
Dell Secure Mobile Access の概要(同社の発表資料より)
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 目新しい機能としては「per app VPN」がある。これは、ユーザーやデバイスごとではなく、端末に導入されているアプリケーション単位でキメ細かくアクセスを制御する機能。個人所有の端末でも、業務用途として認める特定のモバイルアプリに限って社内リソースへのアクセスを許可するといった運用ができる。モバイルアプリに改編を加える必要はない。

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