[新製品・サービス]

NEC、メモリーの信頼性を高めたビッグデータ活用基盤向けサーバーを発売

2015年5月28日(木)IT Leaders編集部

NECは2015年5月27日、Windows/Linuxサーバー「NX7700xシリーズ」に新製品4機種を追加した。基幹システムやビッグデータを活用する基盤向けにメインメモリー領域の可用性を高めた。

 新製品は、インテルXeonプロセッサーE7 v3ファミリーを採用したオープンサーバー。ミラーリングで重要領域のみを2重化できる「Address Based Memory Mirroring」機能に対応。限られたメモリー領域を、ビッグデータの収集/分析のためのインメモリーDBとして効率的に利用できるようにする。

 メインメモリー領域が複数回の物理障害に遭った場合でも、スペア領域設定範囲を拡大することで、システムを継続して稼働できる「DIMM Multi Rank Sparing」機能も実装した。

 内蔵ディスクでは、12GbpsのSASインタフェースや、従来機比で容量が2倍の、PCI Expressスロットへ接続するフラッシュメモリストレージに対応している。大容量データを持つ基幹システムと連携したビッグデータ活用基盤、プラント故障予兆監視やITシステムの異常検知などに有効な「インバリアント分析」といった高速集計/検索を可能にするリアルタイム分析基盤を構築できる。

 外部ストレージやネットワークと接続するI/Oカードに関しては、深刻な障害が発生した場合でもサーバーを停止させずに、あらかじめ準備しておいた予備のカードへ高速/安全に切り替える「Mission Critical I/O Failover」機能も搭載した。

 CPUは、例えば「NX7700x/A3012M-4」では、XeonプロセッサーE7 v3ファミリーを最大で4個搭載(最大72コア)できる。従来機「NX7700x/A2010M-60」と比べ、性能を約20%高めた。

 NX7700xシリーズの最小構成価格は、「NX7700x/A3010M-4」が168万4000円(税別、以下同様)から、「NX7700x/A3012L-2」が358万9000円からなど。2015年7月31日から開始する。

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