[イベントレポート]
事業に絡むすべてのデータを集めて貯めて分析する「Analytics of Everything」を全方位で追求
2015年10月21日(水)川上 潤司(IT Leaders編集部)
「TERADATA PARTNERS 2015」──米カリフォルニア州アナハイムにおいて、米テラデータのユーザーカンファレンスが2015年10月18〜22日(現地時間)の日程で開催中だ。このタイミングに合わせて、テラデータが発表した主要な製品/サービスの概要を紹介する。
米国の大手ITベンダーの名を冠した年次カンファレンスといえば、自らが主催し、製品/サービスを市場にアピールすることに主眼を置いたものがほとんどだ。そうした中で、PARTNERSはあくまでユーザー(ステアリングコミッティ)主導で運営しているという点で異色なイベント。「データ利活用の高度化」という共通課題の下、それぞれの知見を持ち寄って互いを高め合おう、ユーザー視点で問題を提起し解決の糸口を見つけようという考えが、イベント全体に通底している。
もちろん、テラデータも最大限にコミットしている。企画趣旨に則って、製品領域ごとの専門家がテーマ別のセッションに登壇し最新の状況を説明しているのはその例だ。会期に合わせて発表する製品/サービスも少なくない。来場者が、盛りだくさんのプログラムに照らしながら、最新情報を求めて会場を熱心に駆け巡っているのが印象的だ。
30周年を迎えた今年のPARTNERSが掲げたテーマは「Breaking Big」(ビッグデータの壁を打ち破ろう)。テラデータのユーザーであれば、ある程度の規模でデータ分析などに既に取り組んでいる。それにしても、ビッグデータへのチャレンジは一筋縄ではいかないということだろう。直面する課題にどう対峙し、解決を図るかが、数多くのセッションを通して議論されている。
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