[新製品・サービス]

日立システムズ、ビズロボと提携し定型業務の自動化支援サービスを提供

2015年12月9日(水)IT Leaders編集部

日立システムズは2015年12月8日、Web業務システムや表計算ソフトのデータなどを利用する定型業務の自動化を支援する「定型業務自動化支援サービス」を発売すると発表した。業務を自動化するロボットアウトソーシングサービスのビズロボジャパンと提携しサービスを提供する。

 「定型業務自動化支援サービス」は、ビズロボジャパンの業務自動化ツールを活用する環境を、日立システムズが構築・提供するもの。PCやWebへの入力など手作業で行われている定型業務を容易に自動化でき、業務工数削減や業務品質向上などを可能にする。専有型とクラウドによる共有型の2種類の提供形態があり、まずは専有型の提供を開始した。クラウドサービスは2015年度中に提供を開始する予定だ。

 業務自動化ツールの実行基盤を、専有型の場合はユーザーのシステム環境内、共有型の場合は日立システムズのデータセンターにあるクラウド上に構築する。その後、実際に自動化したい業務の人手による操作手順をツールに記録させることで、クリック操作で手順を再現できるようになり、業務を自動化できる。コンサルテーションやツールに操作手順を記録する作業の代行なども提供する。

 例えば、生命保険会社での新規契約書の登録業務に利用できる。生命保険では、販売代理店の契約受付システムと、自社の契約受付システム、契約管理システムとの自動連携がされていないケースがある。こうした場合、担当者が販売代理店の契約受付システムから新規契約データを手動でダウンロードして商品別に契約管理システムへ登録する必要があるが、同サービスを利用すればこの作業を自動化できる。

 紙の契約書での申し込みの場合は、通常担当者が契約内容を確認し、申し込み商品別に振り分けて手作業で登録する。新サービスは、スキャナーで契約書をPDFデータに変換するだけで、保険商品別の振り分け処理や、契約管理システムへの契約情報の登録も自動化する。すでに自動連携を導入している場合でも、新規に保険商品を開発するたびに必要となる販売代理店各社との連携システムの改修を行うことなく自動化が図れる。

 また、自動化に向けた業務見直しを検討の際にシステム改修や新規導入を併せて希望するケースにも、日立システムズが一括して対応する。費用対効果が高い業務の自動化や効率化の方法を検討、選択し、システム全体の中長期的な改善計画を策定する。

 日立システムズは、今後、自社データセンター内のリソースオンデマンドサービス上に業務自動化の実行基盤を構築し、クラウドサービスとして2015年度中に提供する。それ以降は、業務改善コンサルテーションを含めた一元的なサービスとして拡充する予定だとしている。同社は、2020年度末までに累計10億円の販売を目標にする。

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