[新製品・サービス]

クララオンライン、サーバー運用や障害復旧を自動化するサービスを提供

2016年1月14日(木)IT Leaders編集部

インターネットインフラサービスを提供するクララオンラインは2016年1月13日、運用自動化製品を提供するフィックスポイントと、対応品質向上と障害対応時間の短縮を可能にしたサーバー運用自動化機能を共同開発したと発表した。従来からクララオンラインが「MSPサービス for Linux」として一部のユーザーに提供しているが、2016年1月下旬より標準機能としての提供を開始する。

 クララオンラインは、運用自動化製品を提供するフィックスポイントと、対応品質向上と障害対応時間の短縮を可能にしたサーバー運用自動化機能を共同開発した。フィックスポイントの運用自動化基盤「Kompira」をベースに、クララオンラインのサーバー運用技術を追加統合し、サーバー運用の監視・メール通知・自動音声電話・一次対応(自動復旧)を自動化したもの。

 クララオンラインのサーバーやクラウドサービスに加え、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azure、NIFTY Cloudなどの他社サービスでの利用を可能にした。そのため、MSPサービスfor Linuxを運用監視のみのアウトソースとしても利用できる。すでにクラウドサービスと物理サーバーをハイブリッドで利用している環境でも、一元的な運用、管理ができるようになる。

 障害対応も自動化する。サーバー異常を検知し次第、所定の手順で自動復旧を実施、復旧しなかった場合のみユーザーへ自動通知(エスカレーション)し、障害対応にかかる工数を大幅に削減できる。

 アラートを自動判断することも可能で、アラート検知後に即時正常化を実施する一般的なサービスに比べて、再起動などの対応を最小限に止めることができる。自動電話通知機能を備えており、メールのみでの通知と比較し、重大な障害への初期対応がより迅速になる。すでにMSPサービスを利用中のユーザーへも、順次自動化ツールへ移行の実施を予定している。

 サービスは、「監視通知プラン」と「一次対応プラン」を用意している。監視通知プランでは、監視、メール通知、自動電話通知の各機能を提供する。一次対応プランでは、これに加えて自動一次対応を提供する。

 新しいMSPサービスfor Linuxの価格(1台当たり)は、初期費用が5000円(税別、以下同様)で、月額費用は、監視通知プランの場合が2500円、一次対応プランの場合は1万円。いずれも、別途クラウド利用料金とサーバー料金が必要になる。

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