CIOコンピタンス CIOコンピタンス記事一覧へ

[シリコンバレー最前線]

激戦の様相見せる米大統領選挙、献金に見るシリコンバレーのIT企業人は庶民派

2016年4月6日(水)山谷 正己(米Just Skill 社長)

アメリカの大統領選挙は、夏季オリンピックと同じ年に4年ごとに実施される。オリンピック以上の盛り上がりを見せるものの、長い期間と資金と労力がかかる。中でも選挙資金は個人からの献金が頼りで、その結果はWebに公開されている。シリコンバレーの献金状態を調べてみた。

 今回のアメリカの大統領選挙は、日本でも連日報道されているように、これまでにない激戦である。当初、共和党からは17人、民主党からは6人の立候補者が名乗りを挙げた。そして2016年2月1日のアイオワ州を皮切りに各州の党員集会が始まっている。各党の候補者の間で繰り広げられる度重なる討論合戦と党員集会の模様は全米にテレビ中継される。

 共和党候補のジェフ・ブッシュ氏(元フロリダ州知事)は、父(第41代大統領)と兄(第43代大統領)にあやかって、親子・兄弟の大統領を狙ったが2月末に断念してしまった。こうして共和党候補は1人落ち、2人落ち、3月末時点では3名に絞られている。そのうちの1人がドナルド・トランプ氏だ。

 一方の民主党は、クリントン女史とサンダース氏の一騎打ちになっている。2009~2013年まで国務長官を務め政界での経験豊富なクリントン氏を、バーモント州選出の上院議員であるサンダース氏が追い上げている。

選挙資金の献金をWebサイトで呼び掛け

 選挙活動では多数のボランティアが活躍する。党員集会もボランティアがすべて“手弁当”で運営している。2015年6月にクリントン候補が活動を始めた当初は、全米15ヵ所の選挙事務所で1万2000人のボランティアが活躍していた。

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
  • 1
  • 2
バックナンバー
シリコンバレー最前線一覧へ
関連記事

トピックス

[Sponsored]

激戦の様相見せる米大統領選挙、献金に見るシリコンバレーのIT企業人は庶民派アメリカの大統領選挙は、夏季オリンピックと同じ年に4年ごとに実施される。オリンピック以上の盛り上がりを見せるものの、長い期間と資金と労力がかかる。中でも選挙資金は個人からの献金が頼りで、その結果はWebに公開されている。シリコンバレーの献金状態を調べてみた。

PAGE TOP