[市場動向]

富士通、米FinTech企業のサービスを国内外の金融機関向けに展開

2016年7月13日(水)IT Leaders編集部

富士通と米Cloud Lending Solutionsは2016年7月12日、Cloud Lending Solutionsが開発したFintech(Financial Technology)サービスであるクラウドベースのレンディング・リーシングの基盤を全世界の金融機関に提供する、戦略的パートナーシップに関するMOU(了解覚書)を締結した。

 富士通とCloud Lendingは、レンディング(資金の貸し手と借り手をつなぐ金融サービス)業務やリーシング(比較的長期間の賃貸借取引行為)業務にかかわる、営業活動(Origination)、引受け(Underwriting)、サービス管理、債権回収(Collection)といった一連の流れを電子化したクラウドサービスを提供する。

 同サービスに含まれる「Originate」「Lease」「Loan」「Collections」の各機能はSalesforce.com上で稼働し、中小から大企業まで、ユーザーのビジネス規模を問わずに対応できる。

 両社は、Salesforce.comのサービスを活用しているユーザー、事業地域の拡大や金融商品の拡充を検討しているユーザーに向けて、まず日本国内およびASEAN地域から提供を開始し、その他の地域へも順次展開するとしている。今後の展開にあたっては、米Fujitsu Laboratories of Americaが支援する。

 富士通は、Fujitsu Laboratories of Americaとともに、金融分野における業務知識やシステム構築のノウハウを同サービスへ加え、ローカライゼーションとユーザーの既存システムとの連携支援を実施する。

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