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ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨やトークンの発行支援サービスを提供─テックビューロ

2016年8月26日(金)IT Leaders編集部

ブロックチェーン(分散型台帳技術)やビットコイン取引所のサービスを提供するテックビューロは2016年8月25日、ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨やトークンの発行支援サービス「Zaica」の提供を開始した。投票券やチケットなどにも応用可能で、取引所での取り扱いまでを一括して支援する。

 「Zaica」は、短期間で簡単にブロックチェーン(分散型台帳技術)を使った仮想通貨などを発行できるサービスだ。仮想通貨のほかにも、ポイントやチケットなどをトークンとしてブロックチェーン上で発行して、テックビューロのビットコイン取引所「Zaif」で売買の対象として取り扱える。

 トークンは、ブロックチェーンの特性を活用し、ビットコインと同様の特徴を備える。具体的には、発行数の限定や、透明性の確保が可能だ。改ざん・資産の無断移動・なりすましも防止できる。

 「コイン」などの仮想通貨に加え、1人1回しか使用できない投票券、転売不可能な電子チケット、ゲーム内通貨やアイテム、限定発売の電子トレーディングカードといった希少性を持たせたデジタル資産を発行できる。

 投票については、トークン投票システム「Zaif Vote」を用意していて、Zaicaで発行した仮想通貨やトークンを、リアルタイム集計が可能な投票権としても使用できる。例えば、1人につき1トークンのみを投票券として発行し、受領者からのみ送信を受け付ければ、透明性が高くなりすましが困難な1人1票までのリアルタイム投票を実施可能だ。

 ビットコインのブロックチェーンを使用する「Counterpartyトークン」と、次世代ビットコインといわれるNEM(New Economy Movement)のブロックチェーンを使用する「MOSAICアセット」に対応する。テックビューロ製品で、プライベートブロックチェーン環境を構築できる基盤「mijin」を使用し、プライベート型の仮想通貨やトークンを発行することもできる。

 なお、現在はZaicaで使用するブロックチェーンでは、トークンや仮想通貨の送信時に一定のビットコインもしくはXEMによる送金コストが必要になる。Zaicaではマイクロペイメント・チャンネルを導入することによって、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)などで求められる1億分の1トークンといった少額のリアルタイム決済機能にも順次対応していく予定だという。

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