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[新製品・サービス]

ファイル共有サービス「Box」に新機能が追加

2016年9月9日(金)IT Leaders編集部

米Boxは、企業向けファイル共有サービス「Box」で、コンテンツの検索とコラボレーションを向上したファイル機能や、複数のチーム間でリアルタイムのコラボレーションを行える「Box Notes」、ワークフローを簡素化する「Box Relay」などの新機能を発表した。

 米Boxは、「Box」の従来の機能を向上し、新機能を追加した。

 具体的には、ページのローディング速度が30%(同社発表。以下同様)向上し、アップロード速度は5倍高速になった。より分かりやすいレイアウトと簡素化されたナビゲーションを採用し、Box内のコンテンツへ容易にアクセス可能にした。新たな検索機能では、キーワードを使わずにコンテンツを検索できるため、すべての情報がなくても容易にコンテンツを探し出せる。

 3Dオブジェクト、360度の画像とビデオ、HDビデオのコンテンツに対応し、実体験型のメディアなどを共有・表示・管理可能になった。

 近日リリース予定の新しいアノテーション(注釈)機能を使えば、Box内で表示しているコンテンツへテキストのハイライトやノートの追加が可能だ。

 Box上でノートをリアルタイムに同時編集できるツール「Box Notes」を使用すれば、1カ所からすべてのノートにアクセスできる。Box Notesを開いたときに表示される新しいサイドバーから、新しいノートの作成、最近修正したノートや「お気に入り」ノートへのアクセス、ユーザー間やチーム内で共有されたノートの検索などが可能だ。

 米IBMと共同開発した「Box Relay」は、ワークフローを簡素化する機能を備えている。日々の業務プロセスを容易に自動化でき、カスタムまたは構築済みワークフローを容易に構築・追跡・管理できるようになる。

 Boxに組み込まれているため、セキュリティを確保しながら社内外のチーム間でワークフローを拡張できる。顧客・ベンダー・パートナー企業にも作業を割り振れる。

 ダッシュボードからはリアルタイムの視認性や、ワークフロー内で行われるすべての活動について透明性を確保する監査トレールを提供する。割り当てられた作業の期限を超過した場合の警告通知機能も備えている。

 ワークフロー内のコンテンツは、Office 365、Adobe、Salesforceを含む、Boxと統合された既存のアプリケーションから編集可能で、編集内容は自動的に保存する。コンテンツは詳細な承認項目、パスワードによるコンテンツ保護、アクセス状況の統計値などの機能によって保護できる。Box KeySafe、Box Zones、Box Governanceを含む、セキュリティおよびコントロール機能パッケージも用意している。

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