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AWSのサポートサービスに損害保険など追加─NECソリューションイノベータ

2016年9月28日(水)IT Leaders編集部

NECソリューションイノベータは2016年9月27日、AWS(Amazon Web Services)を活用したサービスメニューの1つ、「スタンダードクラウドサービス for AWS」の新版を発表した。損害保険とプリペイド支払機能を追加し、2016年10月に提供を開始する。

 NECソリューションイノベータが発表した新版の「スタンダードクラウドサービス for AWS」では、東京海上日動火災保険(東京海上日動)と連携した「AWSユーザー向け専用保険」機能を提供することで、AWSの障害によって生じた損害賠償金などの費用の補償や、損害内容に合わせた最適な専門事業者の紹介が可能になった。

 利用料金の支払いでは、プリペイドチケットを用いた精算を可能にすることで、ユーザーの状況に合わせたより柔軟な支払い方法を提供する。

 AWSユーザー向け専用保険は、AWSの障害によって、同クラウドサービスを利用しているシステムやサービスに障害が発生し、データが消失するなどの損害をサービス利用者に与えた場合に、AWSユーザーにかかる損害賠償金や、負担が必要となる各種費用を補償する保険である。

 AWSの責任共有モデルに基づき、設備やハードウェアの物理セキュリティ・ネットワークインフラストラクチャー・仮想化インフラストラクチャーなどAWSがコントロールする領域でサービスインシデントが発生した際、損害に対して、第三者への損害賠償金や弁護士費用を補償する。

 損害発生時には、東京海上日動がネットワークを持つ専門事業者20社(2015年12月28日現在)から、ニーズに見合うサービスの提供が可能な業者を選定し紹介する。

 プリペイドチケットによる利用料金の支払いは、従量課金制のAWSの利用料金を、事前に購入したバーチャルプリペイドチケットから精算できるサービスだ。月々の支払処理の負荷や、銀行振込の手間や手数料の削減を図れる。

 1000円~10万円までの間(1000円単位)で、任意の価格で購入できる。オートチャージ機能(残金が指定額以下になると前回と同額のプリペイドチケットを自動的に購入する)も用意している。

 スタンダードクラウドサービス for AWSの価格は、AWSの提供価格と同額のため、今回の機能追加による価格変更はない。NECソリューションイノベータは、サービス提供開始後3年で、2000アカウント、1年当たり20億円の売上を目標にする。

 スタンダードクラウドサービス for AWSは、AWSのサービスに、NECソリューションイノベータの無料サポートを追加したもの。2015年7月に提供を開始した。

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