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空色のAI技術を活用したBPO事業に参画─伊藤忠商事、ベルシステム24、NTTデータ

2016年10月11日(火)IT Leaders編集部

伊藤忠商事、ベルシステム24ホールディングス、NTTデータの3社は2016年10月7日、AI(Artificial Intelligence:人工知能)技術を活用したWeb接客サービスを提供する空色と、AI技術を活用したBPO事業の拡大に向けた資本業務提携を行うことを発表した。そのために、空色の第三者割当による株式を取得する。

 伊藤忠商事、ベルシステム24、NTTデータの3社は、各社の国内外のネットワークを活用し、空色が提供する、対話型チャットシステムを利用したWeb接客サービス「OK SKY」の販売拡大を目的とした業務提携を開始する。

 OK SKYは、AI技術と、Web販売の運営ノウハウを基に、Web上で顧客ごとに最適化した接客を可能にするサービスである。顧客との対話にチャットを用いることで、リアルタイムの接客を可能にするほか、AIシステムを使って顧客のニーズを把握し、提案すべきサービス・商品をスムーズに選択できるようにする。

 OK SKYでは、顧客からの問い合わせに対し、一次対応はAI(Artificial Intelligence:人工知能)で自動対応し、購買意思決定時にはオペレーターに引き継ぐことで、きめ細かい対応を可能にする。これにより、Web上での購入率やWebへの集客数の向上、実店舗への送客を図れる。B to C EC(消費者向け電子商取引)事業者、主にアパレル業界を対象にしている。

 ベルシステム24は、保有するコンタクトセンター内に同サービスを導入する。社内に蓄積された業種ごとのオペレーション力と人材育成ノウハウに、空色が持つセールスプロセス設計力を組み合わせ、幅広い業界でのセールス業務受託の拡大を進めていくという。

 NTTデータは、同社の展開するオムニチャネル基盤のうち、対話型コマース分野へ同サービスを組み合わせることで、顧客への販売拡大を目指す。NTTグループのAI関連技術との連携など技術面での強化も進めるとしている。

 伊藤忠商事は、海外ネットワークを活用したアジア地域への展開を進めていく考え。Web接客が浸透する中国を中心とするアジア市場で同サービスを販売し、Web接客の自動化を進めるとしている。

 出資比率は、伊藤忠商事およびベルシステム24がそれぞれ6.9%、NTTデータが2.8%になる。

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