TKCは2016年10月21日、電子帳簿のスキャナー保存制度に対応したクラウドサービス「TKC証憑ストレージサービス(TDS)」が、日本文書情報マネジメント協会が認証する「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」を取得したと発表した。
「TDS」は、経理部で保存している証憑書類をスキャンし、TKCのデータセンターに保存できるクラウドサービスだ。ファイリングの手間や保存にかかるコスト、検索の手間を削減できる。
TKCは、「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」の取得について、TDSが電子帳簿保存法に定められているスキャナー保存の法的要件を満たしていることが客観的に評価されたとしている。
電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証制度は、市販されている領収書や請求書などの国税関係書類をスキャナーで電子保存するためのソフトウェア製品・サービスが、電子帳簿保存法の法的要件を満たしていることを認証する制度である。日本文書情報マネジメント協会が認証審査の受け付けを2016年9月に開始した。
同認証を受けたソフトウェア製品・サービスを導入する企業は、スキャナ保存制度の申請に当たり、電子帳簿保存法の要件を満たしているかを自らチェックすることが不要になる。
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