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日本IBM、ハイブリッドクラウド環境の構築などを支援するプライベートクラウド向けアプライアンスを提供

2016年11月8日(火)IT Leaders編集部

日本IBMは2016年11月7日、ハイブリッドクラウド環境の構築と、クラウド環境におけるAPIを活用した迅速なアプリケーション開発を支援する、新たなアプライアンス製品である「IBM Bluemix Local System」の提供を開始したと発表した。

 「IBM Bluemix Local System」は、ハードウェアを含め、システム基盤全体を最適化して提供する垂直統合型システム「IBM PureApplication System」とPaaS(Platform as a Service)「IBM Bluemix」を組み合わせた、プライベートクラウド向けアプライアンス製品である。

 これまでの技術資産を継承しながら、高品質で迅速な開発と統一した運用環境を提供する。オンプレミスで保持しなければならない機密データやワークロードを抱える企業の課題に対応可能で、クラウド化におけるセキュリティとコンプライアンスに関する要件に対処できる。

 そのために、企業が運用する既存の業務システムをクラウド環境に実装して稼働させるための「クラウドイネーブルド」の基本設計や設計思想と、クラウド環境でのアプリケーション開発・実行を前提とする「クラウドネイティブ」という2つのクラウドアーキテクチャーをAPI(Application Programming Interface)テクノロジーによって、オンプレミスで統合している。

 システム構築を自動化することで、IBMやパートナーが提供する技術を利用したアプリケーション基盤の迅速な構築や更改、効率的な運用管理、冗長構成によるミッションクリティカルな業務要件に対応可能になる。

 IBMのシステム設計や構築のノウハウを基に、仮想マシンの構成、OSの導入・設定、ミドルウェアや監視エージェントの構成・稼働・導入、ChefやDockerなどのOSS(Open Source Software)の活用に必要な作業をコード化したパターンデプロイメント技術と、ワークロードとライフサイクル管理機能を採用している。

 オープンテクノロジーである「Cloud Foundry」を基盤として採用するBluemixの140を超えるサービスやAPIの一部を提供する。ユーザーはこれらを組み合わせることで、プログラミング工数を削減し、短期間で高機能なアプリケーションの開発・稼働が可能になる。

 IBM Bluemix Local Systemには、エントリーモデルの「W3500 iSCSIモデル」と高性能モデルの「同Flashモデル」があり、価格はいずれも個別見積になる。

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