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マニュアル自動作成アプリのセキュリティを強化―テンダ

2016年11月17日(木)IT Leaders編集部

新しいシステムを導入する際に、欠かせないのが教育用のマニュアルだ。今ではほとんどが電子化され、PCやタブレット、スマートフォンなどで確認できるようになった。しかし、大規模案件などがあると大量のマニュアル作りが必要になり、大きな負担となることも。その電子マニュアルの作成ソフトとして国内トップシェアを誇るのがテンダの「Dojo」。11月17日に、その最新バージョン「7.00」が発売された。マニュアルを通して、アカウント情報や個人情報が漏れるのを防ぐ新機能が搭載されている。

 Dojoは、手作業だと時間のかかるマニュアルや業務手順書の作成を、短時間で可能にするマニュアル自動作成ソフトだ。例えばアプリケーションの操作マニュアルであれば、作成者がDojoを開いた状態で、実際にそのアプリケーションを使用する。その作業履歴をDojoがキャプチャーして、自動編集してくれる。

 今回のバージョンアップでは、「モザイクオブジェクト」「マスキング」という、マニュアルからの情報流出を防ぐ2つの機能が新たに搭載された。

 モザイクオブジェクト機能は、ログイン画面のID欄などキャプチャー画像に写ってしまっているアカウント情報などの場所にモザイク処理を施せる機能。マスキング機能は、画面の不要な部分を取り除くことができる機能だ。

 加えて、スマートフォンで撮影した画像をマニュアルに取り込むことのできる機能も搭載された。これは、同日リリースのスマートフォンアプリ「DojoCamera」との連携機能となっている。

 DojoCameraは、App Storeから無料でダウンロードできるiPhone用アプリ。iPhoneで撮影した写真や画像を使用して、スマートフォン上でマニュアルを作成できる。写真の並び替えやテキストの挿入などの簡単な編集が行え、作成したファイルをオンラインストレージにアップロードすることで、Dojoに取り込むことが可能になる。

 Dojoは、テンダのクラウド版ビジネスチャット「TEんWA」との連携も開始している。2016年11月11日に発表したもので、Dojoで作成したHTML5形式のコンテンツを、TEんWAを通して必要なユーザーに配信できるようになった。TEんWAのチャット上に表示されたファイルをリンクするだけで、コンテンツを再生して閲覧できる。

 TEんWAは、チャット、ToDo、ファイルを一元管理するビジネスチャットツール。今回は併せて、IPアドレスによるアクセス制限やモバイルデバイスからのアクセス制限、ファイルアップロード・ダウンロードに関する制限など、セキュリティ関連機能の強化も図っている。オプション料金は、1ユーザー500円。

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