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スマートグラスを活用した遠隔作業支援システムを発売―NTTデータとニューソン

2016年11月21日(月)IT Leaders編集部

NTTデータと同社の関連会社であるニューソンは2016年11月17日、スマートグラスを活用した「遠隔作業支援システム」を共同で開発し、ニューソンから販売を開始した。インフラ設備管理・ビル管理・機器メンテナンスの各業界でのフィールドサービス業務の作業品質・効率の向上、教育支援の効率化を支援する。

 「遠隔作業支援システム」は、スマートグラスやスマートデバイスを活用して現場作業を支援するシステムである。現場作業を単独で実施するために、手順・マニュアル・作業動画などの情報の提示や作業結果のデータの取得を行う単独作業支援機能と、遠隔のベテラン技術者とのコミュニケーションを支援するコミュニケーション作業支援機能を搭載している。これらの機能により、現場作業の効率化と高品質化を支援するほか、作業者のスキルの早期の向上、作業者の負担軽減を可能にする。

 具体的には、「映像共有機能」のほか、作業手順の確認および進捗状況の記録と共有を可能にする「タスク管理機能」、作業の結果を写真・音声・映像で取得し共有する「証跡取得機能」、作業で必要となるマニュアルをハンズフリーで閲覧できる「マニュアル閲覧機能」などの機能を搭載している。オフライン機能を備えていて、サーバーとの通信が不可能な場所でも利用可能だ。

 スマートグラスでスムーズかつ容易に利用可能な操作インターフェースを備えている。音声認識によるコマンド入力と、頭の動きによりポインターを制御する機能を用いて直観的に操作できる。

 遠隔地から現場作業者端末のカメラを操作する機能や、1対多で映像を共有するための映像転送機能、作業結果画像にコメントをつけて返信する機能なども搭載している。

 NTTデータは、同システムに追加する付加価値機能の開発、既存顧客をベースとした顧客の発掘を行い、ニューソンは、同システムの販売・保守、導入における構築支援および将来の機能追加の実施を担当する。

 また、導入先企業の他業務システムとの連携や、IoT(Internet of Things)システムを構成するAI(Artificial Intelligence:人工知能)・ロボティクス・センサーなどの技術との連携を目標にする。グローバル企業への提供も予定しているという。

 両社は、同システムの提供によって、2020年度末までに100億円の売上を目標にする。

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