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富士通とオラクル、オンプレミス/クラウドのインフラ基盤を最適化するUNIXサーバーを提供

2017年4月5日(水)IT Leaders編集部

富士通と米オラクルは2017年4月4日、UNIXサーバーの新ラインアップとして「SPARC M12」の提供を全世界で開始した。オンプレミス・クラウド両環境でのインフラ基盤の最適化を支援する。

 オラクルの「SPARC M12」は、新プロセッサ「SPARC64 XII」を搭載し、CPUコア当たりの演算処理の性能ベンチマークで世界最高(富士通発表)を達成している。従来製品「SPARC M10」の最大2.5倍に向上した。

 処理能力に合わせ、2CPUモデルの「SPARC M12-2」と、最大で32CPUまで段階的に拡張可能な「SPARC M12-2S」の2モデルを用意している。セキュリティや拡張性に優れたOS「Oracle Solaris」と、仮想化機能として集約効率に優れた仮想化機能「Oracle VM Server for SPARC」をサポートする。

 ソフトウェアオンチップは、クラウド上にある大量のデータ処理に有効だ。データ処理をメモリー内で行う「Oracle Database In-Memory」使用時の検索同時実行数をSPARC M10の2倍に拡張するなど、データベース処理の高速化を図っている。

 発熱量への対応では、富士通のグリーンICTの開発技術力を基に、気化熱を利用した冷却技術「Vapor and Liquid Loop Cooling」を開発した。従来の冷却方式と比べて冷却効率を約2倍に向上(富士通発表)している。

 システムの安定性については、SPARC M10のRAS(Reliability, Availability, Serviceability)機能を継承していて、プロセッサー上の回路でエラーを検出する機構や、プロセッサー自身でエラー修復を行うリカバリー機構などを搭載している。

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