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ヴイエムウェア、ハイパーコンバージドに対応したストレージ基盤の最新版を発表

2017年4月13日(木)IT Leaders編集部

ヴイエムウェアは2017年4月12日、サーバー仮想化基盤と連携するネイティブストレージ基盤「VMware vSAN」の最新版である「同6.6」を発表した。ネイティブなHCI(Hyper Converged Infrastructure)セキュリティへの対応、フラッシュストレージの性能の向上などを図れる。提供は2017年5月5日に開始する予定だ。

 「VMware vSAN 6.6」は、サーバー仮想化基盤「VMware vSphere」と連携する第6世代のネイティブストレージ基盤。高い可用性が求められる基幹アプリケーションを稼働させるインフラの移行を効率的、かつ間断なく実行できる。

 ネイティブな暗号化機能、高い可用性を有し、インテルOptane SSDなどの最先端フラッシュ技術を含むハードウェアの広範な選択肢を提供する。最新のアプリケーションやハードウェアに対応する柔軟性と性能を備えるほか、高度な運用管理とクラウドベースの分析を提供して、TCOの削減を支援する。

 基幹アプリケーションやクラウドネイティブアプリケーション、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)、リモートオフィス/ブランチオフィス環境、障害復旧環境など、様々なケースでの利用に適している。

 暗号化製品「vSAN Encryption」を使用可能で、高額な自己暗号化ドライブではないvSAN認定のハードウェアを自由に選択できる。サーバー管理ソフトウェア「VMware vCenter Server」がオフラインの場合でも、ストレージ基盤の監視・管理を独立して行える。

 ローカル保護機能を備えた強化型のストレッチクラスターを構成でき、サイトとローカルコンポーネントの両方で耐障害性を向上可能だ。vSAN環境の最適化に活用できるリアルタイムでのサポート通知やカスタムリコメンデーションを行う分析フレームワーク「vSAN Cloud Analytics」は、新しい検査・各種機能を追加し、vSAN環境を定常的に強化する。

 高度な運用/ライフサイクル管理機能を通じて、ハードウェアの初期セットアップを迅速化、ソフトウェアのインストールを簡素化するほか、クリック操作のコントローラーで予測精度に優れたハードウェア管理を実施できる。

 HCI(Hyper Converged Infrastructure)も拡張し、次世代のアプリケーションとハードウェアを柔軟にサポートする。

 VMware vSAN 6.6の市場想定価格は、1プロセッサー当たり31万2000円(税別、以下同様)から。「同for Desktop」は、1利用者当たり6000円からになる。VMware vSAN Encryptionならびに強化されたストレッチクラスターは、「vSAN Enterprise Edition」向けのみに提供する予定だ。

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