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アシスト、データ分析の前処理ソフト「Paxata」をクラウドサービス化

2017年7月12日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アシストは2017年7月12日、データ分析の前処理として、データを実際に使える状態へと加工・変換するデータプレパレーションソフト「Paxata」を、SaaS型クラウドサービスの形態で提供すると発表した。サービス名は「Paxata Cloud Powered by アシスト」で、9月1日に提供を開始する。価格(税別)は、年額360万円から。

 Paxataは、業務ユーザーみずからデータを分析して日常業務に活用する“セルフサービスBI”を支援するデータプレパレーションソフトである。Hadoop/Sparkをベース技術としている。データ分析の前提として、企業内外にある生データを収集して加工・変換し、分析できる状態に整える機能を提供する。

図1●Paxata Cloud Powered by アシストの概要(出所:アシスト)図1:Paxata Cloud Powered by アシストの概要(出典:アシスト)
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 今回アシストは、Paxataの販売方法を拡大し、新たにSaaS型での販売を開始する。AWS(Amazon Web Services)上にPaxataとHadoop基盤を構築し、利用するデータ量に応じてS、M、Lの3つの料金体系で提供する。ユーザーは、Webブラウザで対象となるデータをアップロードし、クラウド上でデータを加工し、これをダウンロードする。

 プランごとの価格は以下の通り。100万件までのデータを扱える「Sプラン」は年額360万円。1000万件までのデータを扱える「Mプラン」は年額1080万円。1億件までのデータを扱える「Lプラン」は3240万円。各プランともに列数の上限は500列。最小契約期間は1年間で、初期費用が20万円必要。販売目標は、2018年末までに50社。

機械学習によるレコメンドでデータを分析可能な状態に整える

 Paxataの特徴は、分析用のデータを業務ユーザーみずからノンプログラミングで用意できることである。利用したいデータを表形式で表示しながら、マウス操作で作業できる。さらに、精度の高いデータに加工する作業を支援する仕掛けとして機械学習を採用、データ加工の推奨パターンを提示する。

 機械学習によって例えば、表記ゆれを自動で見つけ、表記を統一することを推奨する。複数のデータの結合時には、結合キーの組み合わせを、データの合致率と合わせて提示する。データ内容が類似している場合は、類似データを修正候補として提示する。こうした推奨を取り入れることで、精度の高いデータへと加工できる。

 アシストでは、Paxataの活用例として、月次の経営レポートの作成、MAやSFA、メディアのリード情報を統合した販促施策用データの準備、IoTデータやソーシャルデータの迅速な分析、AIや機械学習に読み込ませる元データの準備、コンサルティング案件ごとのデータ環境の構築、などを挙げる。
 

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