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富士通、新型Xeon搭載のPCサーバーを販売開始

2017年7月13日(木)IT Leaders編集部

富士通は2017年7月12日、CPUにXeonの最新版「インテルXeonプロセッサー・スケーラブル・ファミリー」を搭載したPCサーバー機「FUJITSU Server PRIMERGY」を発表、順次販売を開始した。ラック型サーバーとマルチノードサーバーをそれぞれを2モデルと、最新のGPUコンピューティングカードを搭載したモデルで構成する。2017年8月下旬から順次提供する。

 新モデルには、ラック型サーバー「PRIMERGY RX2530 M4」「同RX2540 M4」、マルチノードサーバー「PRIMERGY CX2550 M4」「同CX2560 M4」、最新のGPUコンピューティングカード「NVIDIA Tesla P100」を搭載した「PRIMERGY CX2570 M4」がある。

 搭載する最新のインテル製CPU「インテルXeonプロセッサー・スケーラブル・ファミリー」は、1CPU当たりの最大コア数やメモリーチャネル本数を増加し、従来比で約1.6倍の性能向上を図っている。

 サーバー管理機能については、富士通独自の「iRMC(integrated Remote Management Controller)」をHTTPSやWeb UIのモバイル端末に対応するなど、セキュリティや利便性に関して強化した。

 ラック型サーバーには、2WAY1UのPRIMERGY RX2530 M4と2WAY2Uの同RX2540 M4がある。最大3TBのメモリー、最大215TBのストレージによる拡張性を備え、中堅企業や大企業における基幹システムや仮想デスクトップシステム、データセンターなど幅広い利用環境に適したミドルレンジサーバーだ。

 2WAYマルチノードサーバーには、PRIMERGY CX2550 M4、同CX2560 M4、同CX2570 M4がある。2Uラック型のシャーシ「PRIMERGY CX400 M4」に、利用環境に合わせて複数台搭載可能になっている。CX2550 M4とCX2560 M4は、2Uサイズのシャーシに最大で4台搭載することができ、19インチラック当たりのサーバノードで最大84台を集積できる。CX2560 M4は、1ノード当たり最大6基のHDDを搭載可能で、取り外しや交換が可能なオンボードネットワークカードを採用している。

 CX2570 M4はAI(Artificial Intelligence)システムやハイパフォーマンスコンピューティングに適したGPUコンピューティングカードや、仮想デスクトップシステムでの高度な画像処理を可能にするVDIグラフィックスカードを搭載可能なマルチノードサーバーで、2Uサイズのシャーシに最大2台搭載可能だ。NVIDIA NVLINKで GPU間を接続し、1ノード当たり最大4枚のGPUコンピューティングカード「NVIDIA Tesla P100」を搭載できる。

 FUJITSU Server PRIMERGYの新モデルの価格は、RX2530 M4が45万1000円(税別、以下同様)から、RX2540 M4が49万円から、CX2550 M4が71万4000円から、CX2560 M4が72万3000円から、CX2570 M4が153万9000円からになる。
 

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