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OKI、人との自然な対話を可能とするAI対話エンジンを提供

2017年7月26日(水)IT Leaders編集部

沖電気工業(OKI)は2017年7月25日、AI(人工知能)の活用によって人と自然な対話を可能にする対話エンジンソフト「Ladadie」を発表した。10月1日に出荷する。特徴は、会話相手のニーズを引き出すラダリング対話機能と、FAQを効率的に検索する機能を、同一エンジンで行えることである。

 Ladadieは、OKIがこれまで手掛けてきた機械翻訳や対話システムなどの自然言語処理技術を活用した、AI対話エンジンである。利用者自身では気付かない真のニーズを引き出すコンサルタントとしてラダリング技法を用いた対話ができる。さらに、キーワードの掘り下げによってFAQを効率的に検索する対話技術を備える。これらの性質の異なる対話を、同一エンジンで行える。

図1●AI対話エンジン「Ladadie(ラダディ)の概要図1●AI対話エンジン「Ladadie(ラダディ)の概要
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 発話内容から利用者の意図を解析し、推論ルールにより潜在的なニーズなどを推論する。その結果を基に、深掘り・言い換え・要約・情報提供といったラダリング技法を用い、納得感・安心感を与えながら対話を行う。基幹システムやインターネットサービスなどの外部システムからリアルタイムに情報を取得し、対話に活用することも可能だ。

 業務規定、マニュアルやFAQなどの情報を構造化知識辞書(多次元オントロジー)に保有する。対話シナリオもオントロジーに保有することにより、プログラミング不要で対話シナリオの記述を行えるため、高い記述性・保守性を有している。特に、FAQへの対応においてはオントロジーの自動・半自動構築を行えるようになる。

 適用例としては、チャットシステムや専用端末組込システム、コンタクトセンターシステムを想定している。

 価格(税別)は、バーチャルオペレーター10名を配置するアプリケーションシステムの場合で、パッケージ費が1100万円(基本パッケージが800万円、同時対話ライセンスが30万円×10人)。システム構築費用は個別見積もり。販売目標は、5年間で30億円。

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