日立ソリューションズは2017年7月25日、業務情報や報告書、マニュアルなどの大量の文書ファイルを対象に、AI(人工知能)による自然言語処理技術によって特徴的なキーワードや関係を可視化し、技術情報や業務ノウハウの活用を支援するソフト「活文 業務ノウハウ活用ソリューション」を発売した。10月1日に提供を開始する。価格は個別見積もり。
同ソフトを使うと、業務担当者は、社内に蓄積された大量の業務文書の中から特徴的なキーワードや文書間の関係性を見つけ出せる。これによって新たな気づきを得られる。業務経験が浅い担当者でも、熟練者に頼ることなく、マニュアルや関連資料を簡単に探し出せるようになる。
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AIを活用することによって、文章を構成する特徴的なキーワードを自動抽出するとともに、文書ファイル同士の関係を可視化する。ある単語がどのような単語と一緒にどのような順番で使われているかといった、単語の並びや文脈を数値化してマッピングする仕組み。同義語や類似語の辞書定義や学習のための正答データの準備は不要で、短期間での導入や運用負荷の軽減を図れる。
AIは、定期的に学習し直すので、辞書をメンテナンスする必要がない。トレンドや技術革新によって変化する類似言語も、同義語として理解する。業務規定の改訂が発生した際にも、新たな業務文書を学習し直すことで対応できる。
既存のシステム環境を変えずに導入できる。日立ソリューションズでは、ユーザーの要望に合わせてデータ移行やコンテンツの集約・活用など、初期導入作業から運用まで包括的にサポートする。
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