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脈拍センサーと位置情報でフィールドワーカーを見守るクラウドサービス―NTTPC

2017年8月23日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTPCコミュニケーションズ2017年8月23日、リストバンド型バイタルセンサーを活用してフィールドで働くフィールドワーカーの健康や安全をみまもるクラウド型IoTサービス「みまもりがじゅ丸」を発表、同日提供を開始した。NTTコミュニケーションズグループの「IoTサービスラインアップ」の一部として展開する。

 フィールドワーカーの健康を管理するクラウド型サービスである。リストバンド型のバイタルセンサーを用いてフィールドワーカーの脈拍数を計測し、居場所情報と合わせてリアルタイムに管理し、管理者に通知する。例えば、警備会社の管理者が、炎天下の屋外イベントで会場内に広く配備された警備員の健康状態や所在位置を一括で把握できる。

図1●みまもりがじゅ丸の概要(出所:NTTPCコミュニケーションズ)図1●みまもりがじゅ丸の概要(出所:NTTPCコミュニケーションズ)
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 特徴の1つは、フィールドワーカーの体調変化を的確に検出できること。約1年にわたって13社のべ550人日以上のPoC(概念検証)を実施したほか、医療専門家による監修のもとでノウハウと分析ロジックを培ったとしている。健康悪化のきざしを検知できるので、ワーカーが単独で働いている場合でも、みまもられている安心感を与えられるという。

 特徴の1つは、複数のフィールドワーカーの脈拍が変化した場所を重ね合わせるという手法によって、ヒヤリ・ハットが発生するポイントを発見できること。例えば、運送業界の場合では、ベテランドライバーの脈拍変化からヒヤリ・ハットポイントを抽出することによって、普通では見落としがちな危険箇所をビギナードライバーに注意喚起できる。

 特徴の1つは、APIによるシステム連動が可能なこと。運行管理システムや作業工程管理システムなどのシステムと組み合わせられる。

 システム構成は以下の通り。みまもりがじゅ丸の本体は、クラウドサービスおよびスマートフォンアプリ(iOS/Android)で構成する。スマートフォンは通信SIMを介してクラウドサービスと接続し、データを転送する。IoTセンサーとなる脈拍計測機能付き活動量計として、「EPSON PULSENSE PS-100」を使う。

 クラウドサービスの価格(税別)は、みまもりがじゅ丸(活動量計10個登録可)が月額2万円で最低利用期間は3カ月。活動量計を追加する場合は1台当たり月額2000円。機器の料金は、活動量計が1台当たり1万円でキッティング料は1台当たり3000円。スマートフォン(VAIO phone)と通信SIMの購入も可能で、スマートフォンが1台当たり2万7000円、通信SIMが事務手数料3000円で月額720円。

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