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「NEC名古屋データセンター」を2019年4月開設、名古屋駅から15分以内でアクセス

2017年9月5日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2017年9月5日、愛知県名古屋市内に「NEC名古屋データセンター」を新設し、2019年4月からサービス提供を開始すると発表した。名古屋駅から電車と徒歩を合わせて15分以内でアクセスできる。NECのSE・保守拠点からも20分圏内であり、緊急時の駆けつけが容易という。

図1●NEC名古屋データセンターの外観イメージ(出所:NEC)図1●NEC名古屋データセンターの外観イメージ(出所:NEC)
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 最大の特徴は、利便性の高い立地を採用したことである。まず、名古屋駅から15分以内でアクセスできる。県外主要都市からのアクセスも容易で、大阪から約1.5時間、京都から約1時間、浜松から約1時間、静岡から約1.5時間でアクセスできる。NECのSE・保守拠点からも近く、緊急時の駆けつけが容易としている。

 電力効率にも注力した。摂氏40度の高温環境下でも安定して稼働することをうたうNEC製サーバー機器を採用した「高温対応機器エリア」を設置した。同エリアの部分的な電力効率はpPUE 1.1台で、データセンター全体ではPUE 1.3台としている。

 なお、PUE(Power Usage Effectiveness)とは、データセンターの電力効率を示す指標であり、冷却装置などを含めたデータセンター全体の消費電力を、データセンター内で利用するIT機器の消費電力で割ったもの。値が小さく1.0に近いほど効率が良い。

 セキュリティ対策では、ICカード認証に加え、サーバー室の入室時には、NECの顔認証エンジン「NeoFace」を用いたウォークスルー顔認証を採用した。あらかじめ顔画像を登録しておいた人物に限って入室できる。さらに、建物周囲に設置した監視カメラ映像を、NECの行動検知技術を用いて24時間365日リアルタイムで解析し、不審行動を検知する。

図2●サーバー室への入室時にはウォークスルー顔認証を採用した(出所:NEC)図2●サーバー室への入室時にはウォークスルー顔認証を採用した(出所:NEC)
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 事業継続性では、無停電電源装置(UPS)と、72時間無給油連続運転が可能な自家用発電機を冗長構成で配置した。建物には、積層ゴムを用いた免震構造を採用した。また、自然災害による被害を受けにくい立地条件であるとしている。地震については活断層から約10km離れており、津波については海岸線から約9km離れており、津波浸水想定区域外である。

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