[新製品・サービス]

システムサポート、Oracle Databaseのチケット制保守サービスに診断・予防メニューを追加

2017年9月20日(水)IT Leaders編集部

システムサポート(STS)は2017年9月19日、Oracle Databaseの保守サービス「Oracle Databaseチケットサービス」を拡充し、これまで対応範囲外だった「診断メニュー」と「予防メニュー」を追加した。これにともない、サービス名称を「Oracle Databaseチケット制運用支援サービス」に変更した。

 Oracle Databaseチケット制運用支援サービスは、チケット制でOracle Databaseの運用を支援するサービスである。必要な時に限ってOracle Databaseの専門家にサポートを依頼できる。24時間365日受け付けており、休日や夜間にもベストエフォート型で対応する。

 価格(税別)は10チケットで95万円であり「データベースエンジニアを雇うよりも安価に済む」としている。チケットの有効期間は契約から1年だが、少ないチケット数で対応できるメニューも用意しており、無駄なく使い切れるとしている。

 既存ユーザーの要望を反映する形で、サービスを改善した。具体的には、運用保守以外に、診断メニューと予防メニュー、ツールの提供をチケットで利用できるようにした。また、チケットサービスで依頼できる作業の範囲を分かりやすくした。

 サービスごとに、チケット消費数をあらかじめ把握できるようにした。事前に消費チケット数を把握できるため、診断メニューを定期的に実施するといった計画的な利用も行いやすくなった。

サービスメニュー表
条件 基準チケット 作業内容
QA 1 問い合わせ内容に回答する(一事案が完了するまで対応)
作業代行
正常稼働確認 1 Database特有のコマンドや稼働ログから、Database/リスナーが正常稼働していることを確認する
障害対応 1 障害の一次切り分けまでを実施する。復旧対応は別途見積り
作業立会い 1 アプリリリースなどでDBAの作業立合いが必要な場合に代行する
リソース使用状況確認 1 領域使用率(OS/Database)、CPU/メモリー使用率を確認する
アーカイブログモードの変更 1 アーカイブログモードおよびノーアーカイブログモードに変更する
REDOログファイルの追加 1 REDOログファイルのメンバー追加およびグループ追加をする
初期化パラメータ変更 1 初期化パラメータを変更する
Databaseオブジェクト作成 1 DDLを提供する場合に限り、Databaseオブジェクトを作成する
性能診断ツール導入(Statspack) 1 米Oracleが提供する性能診断ツール(Statspack)を導入する
ログローテーション 1 Database、リスナーの肥大化したログを切り替えて、サイズを縮小する
予防
潜在リスク調査 4 パッチ適用状況/エラー診断/領域使用状況などを確認し、リスクを調査する
セキュリティ診断 6 認証/監査などの設定状況を確認し、セキュリティリスクを調査する
簡易パフォーマンス診断 4 待機イベントを確認し、システム全体のボトルネックを調査する
ツール提供
Database起動・停止 1 Database起動・停止のスクリプトを提供する
Database領域使用率確認 1 表領域の使用率を確認するスクリプトを提供する
各種情報取得スクリプト 2 テーブル名/カラム名の一覧を取得するスクリプトなど、様々な情報取得スクリプトを提供する
その他
Database構成パラメータシート作成 2 初期化パラメータ、表領域など現在のDatabase構成情報を確認し、パラメータシートを作成する
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