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レッドハット、構成管理ツール「Ansible」の有料版「Ansible Engine」を販売

2017年9月29日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

レッドハットは2017年9月29日、複数のサーバー機などで構成するクラウドシステムを一元的に制御する構成管理ツール「Red Hat Ansible」について都内で説明会を開き、Ansibleのコアモジュールの商用版「Ansible Engine」など、Ansibleファミリに新たに追加した新製品などを発表した。

写真1:米Red HatでAnsible製品ゼネラルマネージャーを務めるJustin Nemmers氏写真1:米Red HatでAnsible製品ゼネラルマネージャーを務めるJustin Nemmers氏
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 レッドハットの「Red Hat Ansible」は、オープンソースの構成管理ツールである。複数のサーバー機などで成り立つクラウドシステムの構成をコードベースで制御することによって、クラウド基盤の構築を自動化できる。裏では主に、Python言語が使える個々のサーバー機にSSHでリモートアクセスし、各種ソフトウェアのインストールや設定ファイルの更新を行う。

 Ansibleはこれまで、誰でも利用できるオープンソースのコアモジュール「Ansible Core」を中核に、付加機能としてGUI画面や権限管理機能などを提供する上位の運用管理ソフトで有料サポート付きの「Ansible Tower」という2つのソフトウェアを提供してきた。

 今回新たに、これまでは無料のコミュニティ版しか提供されていなかったコアモジュールに、サポートが付く有料のエンタープライズ版「Ansible Engine」を用意した。2017年10月1日に提供開始する。これに合わせて、コミュニティ版の名称をAnsible CoreからAnsible Projectに改称した。

 有料のコアモジュールであるAnsible Engineの提供開始に合わせて、各種のネットワーク機器を管理できるようにするアドオンモジュール「Red Hat Ansible Engine Networking Add-on」も提供する。

有料の実行エンジンの他、Ansible Towerのコミュニティ版も用意

 コアモジュールの有料版の動きとは反対に、これまで有料版しか提供していなかった付加機能ソフトのAnsible Towerに、無料のコミュニティ版「AWX Project」を用意した。2017年9月7日にGit Hubで公開済みである。また、有料版の機能を強化した新バージョン「Ansible Tower 3.2」を9月末に提供開始している。

 有料版(年間サブスクリプション)の価格(税別)は、「Red Hat Ansible Tower, Standard」(100ノード)が130万円。「Red Hat Ansible Engine, Standard」(100ノード)が65万円。これらのセットが169万円。「Red Hat Ansible Engine Networking Add-on」は要問い合わせ。

 Ansibleの意義について、米Red HatでAnsible製品ゼネラルマネージャーを務めるJustin Nemmers氏は、「従来は、インフラの構成を自動化しようと思っても、各チームごとに使っている自動化ツールが異なっていた。Ansibleでは、幅広い分野で同一の自動化ツールを使えるように、シンプルなツールとした。部門間に共通する自動化のための言語がAnsibleだ」とアピールする。

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