[新製品・サービス]

CTC、文書管理機能をオールインワンで提供するアプライアンスサーバー

2017年10月11日(水)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2017年10月10日、文書管理機能をオールインワンで提供するアプライアンスサーバー製品「EIMANAGER-PACK」を発表、同日提供を開始した。価格(税別)は、初期費用が298万円からで、年間保守費用は初年度が無料、次年度以降が60万円から。販売目標として構築や運用サービスと合わせて3年間で350台を掲げる。

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の「EIMANAGER-PACK」は、製造業や金融業、サービス業などで利用されているCTCの情報管理システム「EIMANAGER」の最新版の文書管理機能を、サーバー1台にまとめた製品である。サーバーのハードウェア込みで提供する。

 利用人数や用途に応じてクラス分けしたサーバーに対し、必要なOSやミドルウェアをあらかじめインストールしているため、個別に導入する場合と比べ初期費用を削減でき、設置作業も短縮可能である。

 現場の作業効率向上に着目し、文書管理に必要な機能を厳選している。マニュアルは不要で使いやすいインターフェースを搭載しており、文書を探す時間の削減を図れる。既存の成果物を流用して、より良い資料の作成につなげることも可能だ。主な機能として以下を備えている。

  1. 検索(属性情報/全文)
    HTML5を用い操作性に優れたUIを搭載している。膨大なデータからファイル名・属性情報・全文を対象にキーワードによる検索が可能だ。
  2. バージョン管理
    文書のバージョン管理を行うため、古いファイルを利用するミスを防げる。改訂の履歴(理由)がひと目でわかるため、すでにある文書の流用も促進でき、資料作成の時間を削減できる。
  3. セキュリティ(アクセス権限の設定・管理、各種ログの参照)
    組織・役職・個人の組み合わせと優先度でアクセス権限を設定できる。ダウンロードなどのアクセスログやアプリケーションの操作ログも確認可能だ。
  4. バックアップサービス
    標準で1年間のバックアップサービスが利用できるため、個別のバックアップが不要になる。バックアップはクラウド上で保管されるため、BCPにもつなげられる。
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