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富士通、基幹PCサーバー「PRIMEQUEST 3000シリーズ」を発表、処理性能を最大約50%向上

2017年11月9日(木)IT Leaders編集部

富士通は2017年11月8日、基幹PCサーバー「FUJITSU Server PRIMEQUEST」で、最新のサーバー向けプロセッサ「インテルXeonスケーラブル・プロセッサー」を搭載した「PRIMEQUEST 3000」シリーズを発表、同日販売を開始した。2017年12月5日から出荷する。価格(税別)は、エントリーモデルの最小構成価格で450万円から。

 PRIMEQUEST 3000シリーズは、1CPU当たり最大28コアの最新プロセッサを採用し、最大8CPU(224コア)を搭載する。メモリーは最大12TBまで拡張可能だ。NVMe規格のSSDを最大32TB搭載できるので、ストレージI/O性能を要求する大規模データベースなどにも向く。販売目標は、2021年3月末までにグローバルで2500台。

写真1:「PRIMEQUEST 3800E」の外観写真1:「PRIMEQUEST 3800E」の外観
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 部品点数を絞り込んだ。これにより、質量を従来比で最大約30%削減した。きょう体サイズは従来の10Uから7Uへと小型化した。CPUの消費電力が増えたにも関わらず、従来と同等以下の全体消費電力を達成した。

 具体的には、動作周波数2.5GHz、3次キャッシュ38.5MBの性能を持つ「インテルXeon Platinum 8180Mプロセッサー」を最大8CPU(224コア)まで搭載する。エンタープライズモデル「PRIMEQUEST 3800E」は、従来モデル「PRIMEQUEST 2800E3」と比べて、計算性能を最大で約50%向上させ、アプリケーション実行性能を最大で約30%向上させた。

 NVMe SSDは、最大32TBまで搭載できる。これをデータベースのキャッシュに利用することで、大規模データベースへのアクセス性能を向上させられる。膨大なデータの分析・解析業務などのデータ利活用ニーズに対応できる。

 筐体は、予備システムボードのリカバリー性能を強化した。故障発生から復旧にかかる時間を短縮した。

 
モデル名 CPU/コア数/PCIスロット 最小構成価格(税別)
PRIMEQUEST 3400S Lite 最大2CPU/56コア/18スロット 450万円から
PRIMEQUEST 3400S 最大4CPU/112コア/18スロット 450万円から
PRIMEQUEST 3400E 最大4CPU/112コア/56スロット 1380万円から
PRIMEQUEST 3800E 最大8CPU/224コア/56スロット 2380万円から
PRIMEQUEST 3400L
(最長10年保守)
最大4CPU/112コア/56スロット 1790万円から
PRIMEQUEST 3800L
(最長10年保守)
最大8CPU/224コア/56スロット 3010万円から
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富士通 / PRIMEQUEST / PCサーバー / Xeon / Intel / NVMe / SSD

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