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GEも採用したサブスクリプションサービスに分析機能が追加―Zuora

2017年11月17日(金)杉田 悟(IT Leaders編集部)

デジタルトランスフォーメーションやIoT、シェアリングエコノミーなど、ビジネスモデルの転換を謳うキーワードが日々メディアを賑わしている。新たなビジネスモデルの向かう先はいわゆる「サービス化」といわれているが、デジタルビジネスの収益モデルといえば「サブスクリプション」だ。サブスクリプション・ビジネスの一連の業務を自動化するクラウドサービスを提供するZuoraは2017年11月16日、より戦略的なサブスクリプションの運用を可能にする専用の分析ソリューション「Zuora Insights」を発表した。

 Zuora Insightsは、サブスクリプションのためのプラットフォーム「Zuora Central」上で稼働する様々なアプリケーションからのデータから、契約、顧客維持率、解約率、平均顧客収益(ARPA)、回収期間(DSO)、顧客生涯価値(LTV)といった、サブスクリプションビジネスに必要な指標を自動算出する。算出した指標はモバイルにも対応したダッシュボードに視覚化する。

(図1)Zuora Insightsの利用画面
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 Zuora Centralは、Zuoraの提供するサブスクリプションマネジメントシステムで、フロントシステムであるセールスフォースなどのCRMと、バックエンドシステムである会計システムとの間でハブの役割を果たす。プラットフォーム上には、レーティング、グローバルペイメント、サブスクリプションメトリクス、アカウンティング、プライシング、サブスクリプションオーダーという、サブスクリプションに特化した複数のエンジンが搭載されている。

(図2)Zuora Central Platform
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 会計システムとの連携により、会計指標とサビスクリプションに関するデータを融合し、共通の契約や行動を元にサブスクライバーをセグメント化するほか、サブスクライバーの解約の可能性を特定、解約の予測から契約を継続させるための行動につなげるなど、サブスクリプションビジネスをより戦略的に進めるための機能を提供する。

 Zuoraは、米GEのビジネス転換の象徴であるIoTプラットフォーム「Predix」構築の一端を担ったことでも知られるサブスクリプションのための管理サービスで、国内でもコマツのコムトラックスや東芝、リコー、横河などの製造業で採用されている。

 創業者兼CEOのティエン・ツォ氏は「サブスクリプションエコノミーは、日本企業にとっての大きな成長のチャンス」だとしており、今後テクノロジー、交通、テレコム、メディア、製造業などあらゆる業界でビジネスモデル転換に伴うサブスクリプションの導入が進むとしている。

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